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管理栄養士「今日からやめて」→実は『めんつゆ』の“味と品質”を劣化させる…知られざる“NG保存場所”とは?

  • 2025.8.18
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

今の時期何かと便利な「めんつゆ」。和食の味付けやそうめんやうどんの汁などにも欠かせない存在ですよね。でも、その「保存方法」に注意していますか?意外と何気なく冷蔵庫のドアポケットや、常温のまま保存してしまっている人が多いのが実情。

管理栄養士の視点から見ると品質を大きく損なう可能性があるのです。今日から正しい保存のコツを押さえて、めんつゆを最後まで美味しく安全に使い切りましょう!

「めんつゆ」どうやって保存してる?

まず知っておきたいのは、めんつゆは一般的に醤油、だし、みりん、砂糖などが混ざった調味料であるということ。

その成分が保存方法に大きく影響します。例えば「開封後は冷蔵庫のドアポケットに入れる」という人も多いですが、実はドアポケットは冷蔵庫内でも温度変動が大きく、めんつゆの鮮度を下げる原因になります。酸味や旨味が変わってしまい、風味が落ちやすくなることも。

また、開封前のめんつゆは常温保存OKのものもありますが、開封後は基本的に冷蔵保存が必須。ただ、ブランドによって推奨される保存温度や賞味期限は異なるため、パッケージの裏面にある「保存方法」や「賞味期限」の表示は必ず確認しましょう。賞味期限を過ぎても使いたくなる気持ちはわかりますが、風味の劣化だけでなく衛生面も不安です。

なるべく避けたほうがいいNGな保存方法

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

具体的に避けたいのは、「直射日光の当たる場所に置く」「高温多湿な場所に放置する」「開封後長期間常温で保存する」の3つです。たとえば、キッチンの流し台付近にめんつゆを置くこともNG。湿気と温度変化のせいでカビの発生や風味が劣化するリスクが高まるからです。

めんつゆの開封後の賞味期限は製品によって異なり、3日~3週間ほど。特に濃縮タイプは塩分が高く、ストレートタイプよりも日持ちするとされています。また、一般的に、ストレートは約3日、2倍濃縮は1~2週間、3倍濃縮は約3週間が目安ですが、必ず表示を確認して期間内に使い切りましょう。

開封後は冷蔵保存で劣化を防ごう

ここまで読むと、「めんつゆの保存って意外とシビア?」と思うかもしれません。しかし、ほんの少し気を付けるだけで、めんつゆの味も安全性もグッと保てます。料理の味の土台となる調味料だからこそ、正しく保存して最後まで使い切りましょう!


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(Instagram /ブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。