1. トップ
  2. 「民放じゃ絶対無理だろ」「かなりギリギリ」“一部の演出”が放送禁止ギリギリと話題に…「邦画の中で一番好き」熱狂を生んだ傑作

「民放じゃ絶対無理だろ」「かなりギリギリ」“一部の演出”が放送禁止ギリギリと話題に…「邦画の中で一番好き」熱狂を生んだ傑作

  • 2025.9.4

青春リバイバル…バンドという存在は、青春時代にタイムスリップさせてくれる力があります。今回はそんな“バンドをテーマにした映画”5選をセレクトしました。本記事では、第1弾として映画『少年メリケンサック』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

映画『少年メリケンサック』はどんな作品?

undefined
宮﨑あおい インタビュー(C)SANKEI
  • 作品名(配給):『少年メリケンサック(東映)
  • 公開日:2009年2月14日

あらすじ

お気楽OL・栗田カンナ(宮﨑あおい)は、ある日ネットでイケメンのパンクバンド“少年メリケンサック”を見つけます。強烈に惹かれ、バンドにメジャーデビューを持ち掛けようと試みました。しかし、実はイケメン写真は25年前のもの。現在メンバーは全員アラフィフになっています。しかし、あれよあれよと話が進み、カンナとアラフィフバンドメンバーが、全国ツアーに出発するのです。道中、喧嘩あり仲間割れあり…しかし、不思議な事に次第に絆が深まっていき、最後は…。

映画『少年メリケンサック』放送禁止ギリギリと話題に?

映画『少年メリケンサック』が話題となり、SNSは盛り上がりを見せていました。その中で、この映画が放送禁止ギリギリだと話題になっています。全部あの酷いオチのための振りだったのはスゴイ、放送禁止」「少年メリケンサック放送したテレ東すごい」「民放じゃ絶対無理だろ」「かなりギリギリなどの声が集まっていました。

具体的にどこが放送禁止ギリギリなのかというと、物語の内容ではなく、映画内のバンドが作る楽曲の歌詞です。また、シーンとしても危うい場面がありながらも視聴者の反応としては好評な意見が目立っています。

そんな本作について、映画『少年メリケンサック』の記者会見では、宮藤監督が次のように語っています。

こんな企画をやっていいと言ってくださった(映画会社の)東映が一番パンクだと思います。ありがとうございます
出典:映画『少年メリケンサック』記者会見 2009年2月2日開催

そして出演者の木村祐一さんは、同記者会見で次のように話しています。

歌詞はご存じですか? 紅白どころか民放もあきまへんで!
出典:映画『少年メリケンサック』記者会見 2009年2月2日開催

放送禁止まではいかなかったのですが、ギリギリラインであるのは確かなようですね。しかし、その過激さが「邦画の中で一番好き」「最高すぎる」「かなり面白い」と熱狂を生んだ理由のひとつなのかも知れません。

宮﨑あおいの新境地

放送禁止というワードが出るほどの映画ですが、実は非常にキャストが豪華!

まず、監督は大人気脚本家の宮藤官九郎さん、主演が宮﨑あおいさん、キャストには、木村祐一さん、田口トモロヲさん、三宅弘城さん、勝地涼さん、ピエール瀧さんなど豪華な面々です。

今回、宮﨑あおいさんはコメディ映画初挑戦だったそうですが、初めてとは思えないほど、良い味を出しています。アラフィフおじさんたちに怒鳴られたり、蹴られたり、牛のフンまで投げつけられる演出がありながらも、見事演じ切っていました。

音楽監修にも大絶賛の声

映画『少年メリケンサック』は、ストーリー展開、豪華キャストだけでなく、音楽監修にも絶賛の声が集まっていました。本作では、音楽制作を担当した向井秀徳さんが、第33回日本アカデミー賞で優秀音楽賞を受賞する快挙を成し遂げています。挿入歌は実に豪華で、向井さんが手がけた曲には以下のようなものがあります。

  • TELYA『アンドロメダおまえ』
  • 少年アラモード『僕らのネバーマインド号』
  • マサル『さくららら』

最も話題となったのは、銀杏BOYZ・峯田和伸さんとのユニット『ねらわれた学園』で、松任谷由実さんの『守ってあげたい』をカバーしていたこと。SNSでは「音楽関係超豪華やった」など大きな盛り上がりを見せていました。

キャスティング、音楽監修が豪華な傑作映画『少年メリケンサック』、ぜひ観てみてください。


※記事は執筆時点の情報です


【体験談募集】結婚式当日に「ブス子はどこ行った!?」実姉からの罵声の嵐に「コイツは許さん」【2分で完了/匿名OK】