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「ガン無視じゃん…」「意味わかんない」“原作改変”にファン苦言も…だけど「初めて観に行った映画」記憶に残る“19年前の名作”

  • 2025.9.24

漫画やアニメの実写化は、期待を胸に映画館へ足を運んだ人もいれば、原作ファンゆえに複雑な思いを抱いた人もいるでしょう。今回はそんな“賛否が分かれた実写化映画”5選をセレクトしました。本記事では、第4弾として映画『ハチミツとクローバー』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

実写版『ハチミツとクローバー』どんな作品?

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キヤノンPIXUS新CM発表会に参加した蒼井優(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『ハチミツとクローバー(アスミック・エース)
  • 公開日:2006年7月22日

あらすじ

不器用で純朴な竹本(櫻井翔)と、天才であり奇人の森田(伊勢谷友介)、優しくてクールな真山(加瀬亮)の3人は、浜美大に通っている仲間。そこに、はぐみ(蒼井優)という女性が入学してきました。はぐみが描く絵は、見た目からは想像がつかないほどダイナミックで、竹本はその絵を描くはぐみに一目ぼれするのですが、なんと森田もはぐみに恋をしてしまいます。

また、真山は、バイト先の理花(西田尚美)のことが好きですが、当の理花は、過去に亡くなった夫を忘れられない様子。そんな真山を影から見つめているのが山田あゆみ(関めぐみ)です。交錯しているそれぞれの想い、果たして恋の行方は…?

原作改変に厳しい声も…一方で「何回観ても良い映画」

羽海野チカさん原作の大ヒットコミック『ハチミツとクローバー』。素晴らしい人気により、ドラマ・実写映画化が実現されました。映画は豪華キャストが選出され、公開前から期待が集まっていたようです。

そんな本作、視聴した原作ファンからは「原作の設定ガン無視じゃん…」「意味わかんない」「何で原作の一番大事なところカットしちゃってるの?」など、厳しい声も。

本作に限ったことではなく、あらゆる実写化作品には大なり小なり改変点があり、敢えて変えているということもあるでしょう。しかし、原作を愛する方からすると、“原作においての重要な部分”を改変されてしまうと、不満に感じてしまうこともあるはず。

一方で「大好きな漫画で、大好きな映画」原作とは完全に別物だと思ってるけどすごく好き」「原作はもちろん映画ハチクロも本当に好き」「何回観ても良い映画だ…」など、原作ファンからも好評の声も多く届いています。

また、「初めて観に行った映画」という声も見受けられ、印象深い作品となっていることがうかがえます。原作には原作の、実写版には実写版の良さがあると考えると、両方楽しめるのではないでしょうか。

蒼井優の快演に絶賛の声

原作改変に賛否両論あるものの、主人公を演じる蒼井優さんの演技には「合い過ぎてる」「天使みたいな笑顔が印象的」「衝撃が走って今でもずーっと心の中にある」など絶賛の声が続出。

そんな蒼井さんは、本作の出演後にCINEMATOPICSのインタビューで以下のように心境を明かしています。

お仕事する上での自分の課題の一つになりました。そういうことを教えてくれた作品でもあるので、私にとっては『ハチミツとクローバー』はすごく大きな作品ですね。出典:遂に待望の映画化!『ハチミツとクローバー』ではぐみを演じた蒼井優さんにインタビュー(CINEMATOPICS)2006年7月6日

観客にとって忘れられない演技となったのは、蒼井さんが役と真摯に向き合った証でもあるでしょう。本作は、蒼井さんの女優人生にとっても大切な節目となっていることがうかがえます。

映画『ハチミツとクローバー』、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。


※記事は執筆時点の情報です