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「実写化の悲劇…」“想定外の完成度”に不満を漏らす声も…だけど「それだけで観る価値がある」“まさかの演出”にファン歓喜の名映画

  • 2025.9.23

漫画やアニメの実写化は、期待を胸に映画館へ足を運んだ人もいれば、原作ファンゆえに複雑な思いを抱いた人もいるでしょう。今回はそんな“賛否が分かれた実写化映画”5選をセレクトしました。本記事では、第3弾として実写版『デビルマン』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

実写版『デビルマン』どんな作品?

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映画「デビルマン」舞台挨拶に出席した伊崎央登、伊崎右典(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『デビルマン(東映)
  • 公開日:2004年10月9日

あらすじ

主人公・不動明(伊崎央登)は、友人の飛鳥了(伊崎右典)の父親の研究により生まれたデーモンと合体し、心は本人のままデビルマンと化します。デビルマンとして、人類滅亡を目的とする悪のデーモン族の中心人物のサタンと全面戦争で戦うことになりました。そして、闘いの相手サタンというのが、友人の了なのです。

孤独で辛い闘いが始まりますが、明は人類を救うことができるのか?そしてサタンとの関係は…。

実写版『デビルマン』原作者の永井さん登場に話題騒然

なんと実写版『デビルマン』には、原作者である永井豪さんが神父役として映画冒頭で登場するのです。SNSでは「実写版デビルマンで一番面白かった」「本人がノリノリで出演してた」「それだけで観る価値があると思う」などの声が寄せられていました。

永井さんは、世界的に名が知られており、海外のアニメファンにも愛されています。第27回「アニメエキスポ」に特別ゲストとして参加した際も、登場時にはスタンディングオベーション!持ち前のサービス精神でたくさんのファンのリクエストに応えていたそうです。会場に来ていたアニメファンの中には「アイシテマス、ナガイセンセー」と叫ぶ人から「握手してもらって気を失いそうだった」という人までいたようです。

完成度に不満を漏らす声も…だけど世界観に称賛の声

実写版『デビルマン』は、もともと制作費用が約10億円といわれていた映画ですが、興行収入は約5.2億円と半分ほど。鑑賞した方からは「実写化の悲劇…」など厳しい意見も見られました。

一方で、作品の世界観に魅了されたという人の声も見受けられます。「不穏さと生気の無さが最初から滅亡を運命付けられてるように見えてかなり嫌な感じで良い」「CGバトルも2004年にしてはかなり良かった」など好評の声も届いていました。

一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。


※記事は執筆時点の情報です