意外と読めないかもしれません。【漢字クイズ】「溜飲」はなんと読む？読めたらスゴい。

「溜飲」という漢字、一度は見たことがあるものの、読めなかった経験はありませんか？

実はこの漢字、日常生活でよく使われる言葉ではないものの、文章やニュースなどで目にすることがあります。読み方がわかれば、内容の理解もグッと深まりますし、知的好奇心も満たされますよね。

そんな難読漢字「溜飲」の正しい読み方はもちろん、意味や使い方、背景までわかりやすく解説していきます。読み方をマスターして、ぜひ周りの人に教えてあげましょう！

問題

「溜飲」これ、なんて読む？

「溜飲」の読み方はずばり「りゅういん」です。

「溜飲」とは、飲み込むことにまつわる言葉で、元々は胃の中に飲み込んだ飲食物が溜まっていることという意味です。転じて、「心の中でモヤモヤした気持ち」や「不快感」が溜まっている状態、「憤り」や「不満」を表す際に使われるようになりました。

例えば、「溜飲を下げる」と言えば「心のつかえが取れてすっきりする」という意味合いで、うまく使いこなせると語彙が豊かになった気分を味わえます。

実際の使い方や背景情報を紹介します。
まずは例文です。例えば、

・長らくの誤解が解けて、溜飲が下がった気がした。
・彼の謝罪を聞き、胸の溜飲がおさまった。

このように使われることが多く、心の中のもやもやや不快感が晴れる様子を表現します。

ちなみに、「溜飲を下げる」という表現は、自分の不満や嫌な気持ちが晴れてほっとする場面で使うのが一般的。日常会話で使うと知的な響きがあり、ワンランク上の言葉遣いとして重宝します。

さらに、「溜飲」が登場する成句や慣用句は少ないものの、「溜飲を下げる」は浸透していて、新聞記事や小説など様々な文脈で活用されています。

今回は、「溜飲」という読みづらい漢字の正解が「りゅういん」だということを紹介しました。見た目で読みは想像しにくいですが、意味や使い方を覚えておけば、文章の理解がより深まりますし、語彙力アップにもつながります。

また、「溜飲を下げる」などの表現を理解し使いこなすことで、会話や文章に奥行きが出て印象も良くなります。漢字の攻略は、知識欲を満たすだけでなく、コミュニケーション力の向上にも役立つのです。

※出典：小学館『デジタル大辞泉』