医師「無意識のうちに悪化させる」→実は『ストレスを倍増』させている…心を“じわじわ蝕む”危険な習慣とは？

2025.8.21

毎日の生活の中で、なんとなくやっている習慣がストレスを悪化させているかもしれません。忙しい現代社会ではストレスは避けられないものですが、ちょっとした「NG習慣」がその負担をもっと大きくしていることがあるんです。

ストレスを感じやすい人、疲れが取れにくいと感じている人は、自分の日常を見直すきっかけになるかもしれませんよ。

気づかぬうちにストレスを増やす意外な習慣とは？

ストレスを感じる原因はさまざまですが、その負担が余計に重くなる原因は、実は自分の何気ない習慣の中に潜んでいます。たとえば、スマホを長時間見ること。現代人の生活に欠かせませんが、寝る直前までスマホを使うことで睡眠の質が下がることが実証されています。睡眠不足はストレス耐性を下げてしまうことにも繋がり、結果的に日中のイライラや不安感が増してしまうんです。

また、忙しい時ほど「何でも自分でやらなきゃ」と完璧を求めすぎることも要注意。これが慢性的な疲労や自分へのプレッシャーを増やし、ストレスを自ら強化しているケースも少なくありません。さらに、ネガティブな思考癖があると、同じ出来事でも悪い方向に考えがちで、ストレスを倍増させることに繋がってしまいます。

さらにストレス悪化の原因を深堀り！今日からできる改善策とは

ストレスが悪化する原因は多岐にわたりますが、主に生活習慣や環境、人間関係の要素が複雑に絡んでいます。

例えば、忙しくて夕食も簡単に済ませ、スマホを見ながら寝落ちする日々が続くと脳が休まらず、疲労感とストレスが増してしまいます。また、対人関係においては「本音が言えない」「理解されない」と感じることが積もると、無意識のうちにストレスが悪化します。

ストレスは物理的要因だけでなく、心理的な要素や環境の変化、社会的なプレッシャーとも深く結びついています。ふとした影響で生活リズムが乱れ、ストレス耐性が下がっているケースも多くみられます。

ストレスを完璧に無くすことは難しいですが、悪化を防ぎながら健やかに過ごすための工夫はたくさんあります。まずは「自分のストレスのサイン」に気づくことが大切です。体調不良や集中力の低下、イライラの増加など、普段と違う変化に敏感になりましょう。

次に、良質な睡眠時間を確保するために寝る前1時間はスマホやパソコンの画面を避ける、深呼吸や軽いストレッチを取り入れるなどが推奨されています。そして、SNSの閲覧時間を制限し、情報過多を防ぐことも有効です。

また、コミュニケーションの質を高めるために、日常の中で感謝の言葉を交わす、趣味や運動でリフレッシュする、気軽に話せる相手を持つことがストレス軽減につながります。専門家のサポートを受けるのもひとつの手段です。

日常を少しずつ見直すことで、ストレスの悪化を防ぎ、心の健康を守ることができます。無理なく続けられる工夫から始めてみましょう。

日常習慣を見直そう

ストレスは誰もが感じるものですが、生活習慣によってもその度合いは大きく変わります。意識しないうちにストレスを強めてしまうNG習慣を見直すことで、心身の負担が軽くなることも。

まずは自分の日常を少しだけ振り返り、小さな習慣から変えていくことが大切です。たとえば、スマホを使う時間を制限したり、寝る前はリラックス時間を確保するなど。ちょっとした工夫で、ストレスを和らげる力を自分の中に育てましょう。

監修者：古賀愛子（こがあいこ）ハナ・ビューティークリニック院長

熊本大学医学部医学科卒業。
国立国際医療研究センターにて初期臨床研修を修了後、東京大学医学部附属病院で心身医学を専攻。内科専門医および心療内科専門医の資格を取得。心と体のつながりに深く向き合う医療に従事するなかで、美容医療がもたらす前向きな変化に着目し、2021年より大手美容外科に勤務。年間数千件におよぶ患者様の診療を行いながら、美容医療の技術と知識を磨く。院長職や技術指導医としての経験も積み、若手医師の育成にも携わる。2024年より新宿・ハナ・ビューティークリニック院長に就任。
患者様一人ひとりの「こうなりたい」という想いに寄り添い、医学的な根拠に基づいた美容医療を通じて、内面からも輝ける美しさを引き出すことを目指している。

クリニックHP：https://hana-beautyclinic.com/
Instagram：https://www.instagram.com/hanabeautyclinic87?igsh=ZnM4OXdvbWk3a2Rz