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「想像の30倍くらい面白い」「内容が天才すぎて」社会現象を巻き起こした“ジブリ渾身の一作”…公開前から大反響を呼んだワケ

  • 2025.8.1

映画『君たちはどう生きるか』スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画で、生と死が混在する異世界を冒険する物語です。
この映画は、公開前に宣伝が一切なく、情報も予告もなかった異例の作品で、逆に世間の大きな話題となっていました。少しずつ解明していく内容に、ワクワク感が倍増していたようです。今回はそんな“繰り返し観た映画”5選をセレクトしました。本記事では、第2弾として映画『君たちはどう生きるか』(東宝)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

生と死が一体となっている世界に迷い込んだ少年の成長ストーリー

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(C) 2023 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli
  • 作品名(配給):『君たちはどう生きるか』(東宝)
  • 公開日:2023年7月14日

あらすじ

少年・眞人(声:山時聡真)は、母親を火事で失い、父親と住み慣れた東京を離れ、広大なお屋敷に引っ越しました。転校先の学校では孤立し、寂しい日々を送っている眞人。しかし、突然、不思議な青サギが目の前に現れ、生と死が一体となっている世界に導かれていきます。眞人はその世界で様々な出会いを経験し、成長していくこととなりました。

何度観ても飽きない作品力

映画『君たちはどう生きるか』は、その映画名の通り、私たちに問いかけるような映画となっています。考えさせられることも多いと評判です。一度では物足りず繰り返して観返す人もいて、なんと4回観た人まで。「想像の30倍くらい面白い」「内容が天才すぎて」と大反響ぶりがうかがえます。

また、内容が難しくて数回観たという人も。「1度では何が言いたいかわからず2回観て納得した」「2回観て内容を把握した」「2回目に観た時が面白かった」という意見も多く集まっていました。

映画『君たちはどう生きるか』は、日本のみならず、アメリカでも高い評価を得ています。第81回ゴールデングローブ賞で、日本作品で初めてアニメーション映画賞を受賞しました。また、第96回アカデミー賞でも、長編アニメーション映画賞を受賞しています。

主人公・眞人の声を山時聡真さんが担当!

映画『君たちはどう生きるか』の主人公・眞人の声は、俳優の山時聡真さんが担当しています。山時さんが声を担当することも、公開初日に初めて発表があり、世間が賑わいを見せました。

山時さんは、オーディション当時のことを映画.comで次のように話しています。

時間にして30~40分ほど。声優のオーディションは初めてだったのですが、しっかり見ていただいた印象があります。オーディションはその1回だけで、僕もまさか1回で決まるとは思っていませんでした
出典:『「君たちはどう生きるか」眞人役・山時聡真が明かす、オーディションから公開当日まで』映画.com 2023年8月21日配信

どうやら1回のオーディションで決定したらしく、よっぽど山時さんの声がイメージにぴったりだったのでしょうね。山時さんはジブリが小さい頃から大好き。そして、山時さんの母親も好きだそうです。

公開前から大反響を呼んだワケ

映画『君たちはどう生きるか』が、最初に話題になったのは、宣伝を一切行わないことでした。映画の公開前は、映画タイトルとポスター以外、情報は一切公開されませんでした。声のキャスト、あらすじ、絵のタッチ、主題歌など、一切のプロモーションがありませんでした。それが逆に話題を集め、期待が高まりました。

それだけに、主人公の声優が俳優の山時さんだったこと、主題歌を米津玄師さんが手がけていたことがわかると、世間が一気に賑わいを見せます。

そして、実際に映画が公開されると、宮崎監督ならではの世界観、映像の美しさ、愛すべき個性のあるキャラクターが素晴らしいと大絶賛。主題歌である米津玄師さんの『地球儀』も大きな話題となりました。

単なる映画ではなく、社会現象を巻き起こすほどの影響を与えたエンターテイメント作品として称賛されています。

何度も観返すほど見ごたえがある映画『君たちはどう生きるか』、ぜひご家族揃って観てみてはいかがでしょうか。


※記事は執筆時点の情報です