「これで20回目」「気付けば15回目」映画館で“１０回以上のリピーター”が続出する異例事態…「マジで最高」大反響の傑作映画

2025.8.1

何度観ても色あせない、気づけば繰り返し再生してしまう——そんな“特別な映画”ってありますよね。
今回はそんな“繰り返し観た映画”5選をセレクトしました。本記事では、第1弾として映画『カラオケ行こ！』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

次第に心通っていく、あたたかいヒューマンストーリー

作品名（配給）：映画『カラオケ行こ！』（KADOKAWA）
公開日：2024年1月12日

あらすじ

ヤクザの狂児（綾野剛）は、組長が主催するカラオケ大会に参加することになります。その大会で最下位（通称：歌下手の王）になると、過酷な罰を受けなければならないため、狂児はどうにか切り抜けたいと考えます。そこで、中学の合唱部部長の岡聡実（齋藤潤）に声をかけ「カラオケ行こ」と誘います。断りきれなかった聡実は、嫌々カラオケに付き合い、歌を教えることに。実はこの頃、聡実はソプラノパートの声が出なくなり悩んでいました。強面な風貌とは裏腹に一生懸命練習する狂児に、聡実も徐々に心を開き始め、二人は親しくなっていきます。

10回以上観た人多数！何度も繰り返して観たくなる作品

映画『カラオケ行こ！』は、和山やまさん原作の同名漫画の実写映画化作品です。ヤクザが登場するストーリーにも関わらず、設定が面白く、心が温かくなる物語。出演者の演技にも見ごたえがあり、繰り返し視聴してる方が多いようです。映画館に何度も足を運んだという方も！

「映画館に2日連続で行ったのは初めて」「同じ映画を上映期間中に複数回観るのは初めて」という声が続々！

大ヒット御礼舞台挨拶がTOHOシネマズ川崎で行われた際に観覧した人の中には「これで20回目」「気付けば15回目」「いつの間にか15回目だった」という声も。凄まじい人気ぶりが伺えますね。

聡実と狂児のエモい関係に絶賛の声

映画『カラオケ行こ！』は、キャストの演技力や個性的なキャラクターに注目が集まっています。特に、聡実を演じた齋藤さん、狂児を演じた綾野さんが話題となっており、2人の関係がエモいと絶賛！実際に、撮影中も仲を深めていたようで、特に、齋藤さんが綾野さんを尊敬し慕っていたのだとか。

関係性がわかる様子が、MOVIEWALKERのインタビュー内で次のように語られていましたよ。

剛さんは、撮影が始まると僕のことも1人の役者として接してくださるのですが、会うたび『おはよう』って言いながらハグしてくださいますし、お芝居の段取りをした後も、剛さんの方から近寄ってきて『よかったよ』って、ハグしてくださって。それだけで一瞬で疲れが全部吹き飛んでしまうくらい、僕は本当にうれしくて…（齋藤さん）
出典：『カラオケ行こ！』綾野剛&齋藤潤が明かす、2人の“エモい”関係！「会うたびハグをしていました」（MOVIE WALKER PRESS）2024/1/10

撮影中のお二人の様子が伝わってくるエピソードですね。なんでも、斎藤さんは、以前から綾野さんに憧れをいただいていたのだそうです。

SNSでも、「掛け合いが絶妙で微笑ましい」「マジで最高」と二人の関係性に癒やされている視聴者が多く見受けられました。

アドリブシーンが盛りだくさん！見ごたえある演技に注目！

映画『カラオケ行こ！』のドラマには実は、たくさんのアドリブがあったようです。

ひとつ例に挙げると、カラオケボックスで聡実がチャーハンを食べていて、肘をついています。そこを狂児が聡実に注意すると、聡実が反抗して直さず、何度も指摘するというシーン。このシーン、本当なら原作でも1度注意するだけなのです。しかし何度も伝えたのは、綾野さんのアドリブだったようで、その時の言葉も然り、表情で狂児が聡実を大事に思っている様子が伝わったという声もあったほどです。

これについて監督はKADOKAWAオフィシャルサイトで次のように語っていました。

原作では「聡実くん、肘ついて食うなよ」と1回いうだけですが、何回も言うのは現場で綾野くんがアドリブでやったことです。「俺の演出です」と言いたいところですけれどね（笑）。
出典：KADOKAWAオフィシャルサイト山下敦弘監督オフィシャルインタビュー

他にも、随所にアドリブが散りばめられているそうです。これは台本にあったのかな？それともアドリブかな？と考えながら観るのも面白そうですよね。

原作漫画『カラオケ行こ！』は2020年11月より連載が開始され、2024年に実写映画化。そして2025年7月にアニメ化作品の放送も始まったばかり。多くのファンから愛されている作品です。10回以上見返したくなる映画『カラオケ行こ！』ぜひ、家族とご覧になってみてはいかがでしょうか。

※記事は執筆時点の情報です