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「消えてほしい」母の日記を見て「産まない決意」した娘。母と再会、真相知り号泣…そのワケは?<産んだら幸せになりました>

  • 2025.7.7

「子どもがいるのが当たり前の幸せ」と信じるマムさんは、既婚者の友人・ホシミさんとキクさんにも価値観を押し付け、傷つけていました。ホシミさんは、母親が育児に苦しみ自分を愛していなかったと知ったこと、キクさんは流産したことで「子どもを持たない人生」を選択。

それを責めたことで一時は仲違いしたものの、あるときマムさんのSNSで投稿が炎上したことを機に、友人たちの変わらぬやさしさに触れ、自らの無神経さを謝罪し和解します。その後第二子も誕生し、改めて幸せを噛みしめていました。

一方そのころ、祖母からの電話で、行方がわからなくなっていた母親が帰省していることを聞かされたホシミさん。母が残した育児日記には、「捨てたい」「消えてほしい」といった自分の存在が母を苦しめていた記録が残っており、ホシミさんは、母のことを考えるだけで思わず動悸がしていまうほど、苦しんでいました。

しかし、マムさんから背中を押されたことで勇気を出して会いに行くことに。

母親に会ったホシミさんは、日記を見つけたことで自分が愛されていなかったことを知り、裏切られた気分になったことを率直に伝えます。

すると母親は、日記は夫にワンオペ育児の壮絶さを伝えるためのものであり、ホシミさん自身を恨んでいないことを説明します。

母親の本当の想いを知り、涙…

自分の記した日記がホシミさんを苦しめ、人生を変えさせてしまったことを知った母親は、改めて本心ではなかったという思いと、誤解させてしまったことへの謝罪を伝えます。

そして、「もし将来的に、子どもを持つことがあれば……」と前置きしたうえで、自分と同じ思いをしないよう、ひとりで抱え込むのではなく、周りに頼ることの大切さを娘に語りかけます。

「『産んだら不幸になった』なんて思ってない。生まれてきてくれて、ありがとうって思ってるよ」

懐疑的に思っていた母の本心を直接聞いたホシミさんは、「私はちゃんと愛されてたんだ」と大粒の涙を流したのでした。

▼母親の日記を見つけてから、ずっと生まれてきたことを責めてきたホシミさん。今回母親の本当の思いを知り、救われた部分はあったのかもしれませんが、傷付いたことは事実です。

言葉はときに誤解を生み、そしてときに人の心に痛みを残します。ホシミさんや母親のように、すべての人が誤解を解く機会を持てるわけではないからこそ、常に受け取り手の気持ちを考えることが大切。人とコミュニケーションを取るときは、思いやりを忘れずに言葉を選びたいですよね。


著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ

ベビーカレンダー編集部

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