指定席で「空いてる席あるからそっち座れ」　相次ぐ“迷惑行動”に非難＜新幹線トラブル2選＞

お盆シーズンに入り、観光や帰省などで新幹線を利用した方は多いのではないでしょうか。

新幹線は快適で便利な移動手段ですが、実際に利用していると、思わぬトラブルに遭遇することも少なくありません。

そこで今回は、新幹線にて発生した「座席に関する迷惑エピソード」を紹介します。

1、指定席でのトラブル

弊社で行った「新幹線であったトラブルを教えてください」というアンケートでは、指定席なのに「『空いてる席あるからそっちに座れよ』の一点張りで席をどいてくれなかった」など、座席トラブルに関する意見が多く寄せられました。

まずは、指定席であった「座席トラブル体験談」を一部紹介します。

指定席に行ったら中年男性が座っていて、自分の席であることを告げたのですが「空いてる席あるからそっちに座れよ」の一点張りで席をどいてくれませんでした。
（30代男性・会社員・岩手県）

指定席車両で空いている席に座り、駅に停車する少し前に席を立つ。下りるかと思っていたら発車して少ししてから空いている別の席に着席した。指定席料金を払わずに空いている席に座るという悪質な行為。
（30代女性・会社員・大阪府）

指定席に座っている人が、次の停車駅でその席の本当の指定者が来て、そのまま別の空いてる席に移動するって事を目撃したことがあります。やっては駄目な行為ですよね。
（50代女性・会社員・兵庫県）

指定席だったのに、「子どもをひざに座らせれば私が座れるのでそうしてくれ」と当然のように言ってきた。
（40代女性・イラストレーター・東京都）

せっかく指定席を取っていても、よけてもらえなかったり、指摘して嫌な顔をされたりすると、無駄に疲れてしまいますよね。

自分が取っている指定席に他人が座っていたなど迷惑な行為があった場合は、トラブル防止のためにもまずは乗務員に相談するのが安全ですね。

続いて紹介するのが『自由席』でのトラブル。

新幹線をよく利用するというSNSアカウントで「2席使って横になって寝る人」がいて嫌な気持ちになった、といった趣旨の投稿が話題になりました。

空いていれば好きなように使用できるとはいえ、不快に感じる方もいるためSNSでは賛否が分かれています。

そこで、空いている新幹線で横の席も利用し、座席で横になって寝たことがある方の理由を調査しました。

朝から長時間の会議と移動でかなり疲れていたので、座って寝るよりも体を伸ばして少しでも楽に休みたかった。
（20代男性・会社員・神奈川）

車内がガラガラで周りにもほとんど人がいなかったので、荷物を置いてから少し横になりました。
（20代男性・会社員・東京都）

子どもが眠いといって、座っては寝れなかったので隣も空いていたし、靴を脱がせて横にさせました。
（女性・パート・三重県）

終点まで残り1駅となり、もう乗ってくる人がいないことが確定している状況では横になって寝ることがあります。
（30代男性・会社員・東京都）

空いていたらいいかなーと思ってやってしまうことがある。特に仕事帰りで空いているとラッキーと思ってしまう。
（30代男性・会社員・大阪府）

今回、調査した全300件のうち、横の席も利用して座席で横になって寝たことがある方は20票、寝たことがない方は280票で、「座席で横になって寝たことがない方」が多数でした。

新幹線では、自由席であっても基本的に支払った席の分だけ利用するのがマナーです。疲れていて休みたいといった気持ちもわかりますが、他の方も利用することを考えると普通に利用するのがいいですね。

新幹線は快適なはずの移動空間ですが、座席に関するマナー違反や迷惑行為によって、不快な思いをする人も少なくありません。

今回紹介したような行為は、他の利用者の迷惑になるだけでなく、トラブルのもとにもなり得ます。

自分さえよければ…という考えではなく、公共の場であることを意識した行動を心がけたいですね。

「これはマナー違反かも？」と感じたときは、我慢せずに車内の乗務員に相談することも大切ですね。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/4/17〜2025/4/18、2025/4/21〜2025/4/22
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：300