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パイナップルは『朝』『夜』どっちが正解?→管理栄養士に聞くと、効果を“最大限”発揮するベストタイミングがあった…

  • 2025.8.16
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

甘くてジューシーなパイナップルは、ビタミンや酵素も豊富で健康にいいフルーツとして人気ですが、「朝食べるべき?それとも夜?」と気になったことはありませんか?じつは、同じパイナップルでも食べる時間帯によって体への影響や効果が変わるんです。

今回は、管理栄養士の視点からパイナップルを食べる『ベストなタイミング』をわかりやすく解説します。知らなかったら損するかも?パイナップルの知られざる魅力をお伝えします!

パイナップルの栄養を深堀り!

パイナップルに豊富に含まれている栄養素のひとつが、ビタミンCです。

100gあたり約35mgものビタミンCが含まれており、これはオレンジやグレープフルーツに匹敵する量です。ビタミンCは強力な抗酸化作用をもち、免疫力の向上や肌の健康維持に役立ちます。そのため、風邪をひきやすい時期や紫外線が気になる季節にパイナップルが力強い味方になるのです。

さらにパイナップルは、タンパク質分解酵素「ブロメライン」を含んでいる点でも注目されています。ブロメラインはタンパク質を分解する働きがあり、胃もたれを軽減したり、消化促進に繋がったりします。だから、脂っこい酢豚の具材としてパイナップルを合わせるのです。

パイナップルの栄養パワーを最大限活かすコツ!

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

管理栄養士の視点で考えると、パイナップルは朝食に取り入れるのがベストなフルーツといえます。

その理由は、栄養素の吸収効率と体内のリズムにあります。
朝は、体が眠りから覚めて代謝が活発になる時間帯。そこへパイナップルに豊富なビタミンCを摂り入れることで、免疫力アップ疲労回復のサポートが期待できます。

さらに、パイナップルに含まれる食物繊維は、腸のぜん動運動を促して便通改善に効果的。朝に食べることで、スッキリとした1日のスタートが切れるのも嬉しいポイントです。食べ方としては、ヨーグルトやシリアルにトッピングしたり、スムージーに加えたりするのがおすすめです。

ただし、注意点もひとつ。ブロメラインは、60度以上の加熱で失活してしまうため、できるだけ生で食べるか、加熱は60度以下に抑えるのが理想です。

また、糖質も含まれるため、食べ過ぎには注意。1食あたり100g前後(輪切り2~3枚程度)を目安にすれば、朝のパワーフードとして毎日手軽に取り入れやすいフルーツです。

パイナップルはできるだけ朝に…夜は軽めに楽しむのがベスト

甘くて栄養豊富なパイナップルは、健康や美容に嬉しい効果がたくさんありますが、食べるタイミングでより効果的に楽しむことができます。

管理栄養士のアドバイスによると、パイナップルは朝に食べるのがベスト。消化促進や代謝アップ、便秘解消にも役立つため、朝食に取り入れると1日のスタートが爽快になります。

夜に食べる場合は酸味が胃腸に負担をかける可能性があるため避けたほうが安心です。どうしても夜に食べたい場合は、ごく少量にして胃腸の様子を見ながらにしましょう。パイナップルの美味しさと栄養を賢く取り入れて、毎日元気に過ごしましょう。


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。