1. トップ
  2. 完熟した桃には『ある印』があった…→食のプロがこっそり教える、スーパーでできる“究極の選び方”とは?

完熟した桃には『ある印』があった…→食のプロがこっそり教える、スーパーでできる“究極の選び方”とは?

  • 2025.8.14
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

桃の旬は7月から8月。スーパーでずらりと並ぶ桃の中から、甘くてジューシーな完熟桃を見つけるのに戸惑った経験はありませんか?
実は、完熟した桃は見た目だけでなく『ある部分』をチェックするだけで簡単に見分けられるんです。
忙しい買い物の合間でもパッと見分けられるその『プロのコツ』を知れば、桃選びはもっと楽しく、美味しくなります。
この記事では、スーパーで実践できる桃の見分け方をわかりやすく解説します!

甘さの違いはここで決まる!桃の完熟を見分けるポイントとは?

完熟の桃はとても繊細。食べ頃を意識せず手にとると硬くて甘みの少ない桃や、逆に熟れすぎてしまった桃を買ってしまうことがあります。スーパーでどの桃が食べ頃かを見分けるためには、まず桃の「触感」「香り」「表面の色や状態」の3つのポイントを確認するのが基本です。

まずは「触感」です。桃の果皮は繊細なので強く押すのはNGですが、軽く持ってみて、やや柔らかさを感じるものが完熟のサインです。柔らかすぎてへこむものはより完熟が進んでいるのでデザートやソース作りにおすすめです。
次に「香り」です。完熟桃はフルーティーで甘い香りが近くで感じられます。香りが弱い桃はまだ熟していないサインです
最後「表面の色や状態」も重要な目安です。完熟した桃は見た目が濃いピンクや赤色となるので、全体に均一な色がついているかを見ましょう。まだ青みや緑色が残っている部分がある桃は完熟ではないサインです

ただし銘柄によっては色が異なることもあるため、色で判断するのが難しい場合は、下記を参考にしてみてください!

プロが教える!スーパーでできる『簡単』完熟桃の見分け術

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、実際にスーパーでどのようにチェックすればいいのか。プロの果物バイヤーも実践しているシンプルな方法を紹介します。まずは桃の『形』を見ます。形が歪なものは味にもばらつきがある可能性が高いです。桃の縫合線(割れ目)を中心として、できるだけ左右対称でふっくらと丸いものを選びましょう。そして縫合線が浅いものの方が甘い桃の確率が高いです。

次に、桃の表面を見て産毛の状態をチェックしましょう。産毛が残っている桃は鮮度が良い証拠ですが、熟しすぎた桃は産毛が擦れて薄くなったり消えてしまっていることが多いです。産毛が適度に残りつつ、少し表面が柔らかそうなものが狙い目です

さらに、桃を持ったときに感じる重さも目安になります。同じ大きさの桃なら重さがズシッと感じられるものは水分が多く、甘みのある完熟桃である可能性が高いです。最後に、桃を購入後すぐに楽しみたいなら、柔らかさで食べ頃かを確かめるのが近道な方法。少しだけ押して心地よい柔らかさかどうかをチェックしましょう。

この3ステップ、つまり『』、『産毛の確認』、『重さと軽い触り心地の見極め』を組み合わせるだけで、スーパーの桃選びが格段に効率的になります。

甘い幸せはすぐそこ!桃の完熟を見分けてで失敗しない買い物を楽しもう

完熟した美味しい桃は、見た目だけではなかなか判断が難しいもの。しかし、色味や香り、触感をチェックすることで、簡単に食べ頃が見分けられることがおわかりいただけたと思います。

スーパーで手軽にできるこれらのポイントを覚えておくだけで、買って良かった!と、旬の桃を美味しく楽しめること間違いなしです。ぜひ次回から試してみてくださいね!


監修者:初崎 麻衣(Instagram / Facebook

undefined

フードコーディネーター・フードスタイリスト。
フードビジネススクール「チュ・ア・レゾン」卒業後、サラダボウル専門店のメニュー監修、調理家電のメニューブックや記事の監修、キッチンツールの監修など、食を通じた企業とのコラボレーション活動を行っている。