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40年前、日本中が心奪われた”危うい中毒性ソング” J-POP黄金コンビと融合し爆発した“ピンク髪の衝撃”

  • 2025.7.19

1985年1月、テレビドラマから突如として流れ込んできた強烈なシンセのイントロ。“あの夜”を思い出すだけで、胸がザワつく。 誰もが一度は耳にしたあのフレーズ。

C-C-B『Romanticが止まらない』(作詞:松本隆・作曲:筒美京平)ーー1985年1月25日リリース。

この楽曲は、彼らにとって転機となった3枚目のシングルにして、改名後初のリリース作品だった。

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

ピンク頭と“未来的ドラム”がテレビをジャックした

C-C-Bはもともと「Coconut Boys」の名で活動していたが、この楽曲から名前を略した「C-C-B」へと改名

グループ名を変えたのは、彼らが音楽的にもビジュアル的にも“新しいフェーズ”に突入した象徴だった。

一番の衝撃は、テレビ画面に映し出されたそのビジュアル

カラフルな髪色に身を包んだ5人の中で、特に目を引いたのがピンクの髪をしたドラマー・笠浩二バンドの“センター”に位置し、電子ドラムを叩きながら、ヘッドセットマイクでリードボーカルを取るという異例のスタイルを確立。これは当時の音楽番組視聴者にとってまさに革命的な光景だった。

「バンドのセンター=ギター or ボーカル」という既成概念をぶち壊し、“ドラマーがフロント”という新しい構図を提示したのがC-C-Bだった。

松本隆×筒美京平という“黄金タッグ”の爆発力

『Romanticが止まらない』は、作詞を松本隆、作曲を筒美京平という1980年代のJ-POPを牽引した黄金コンビが手がけている。さらに編曲はC-C-Bとともにヒットアレンジャーの船山基紀が名を連ねる。

恋愛のときめきをポップに昇華しながらも、どこか切ない余韻を残す詞。それを支えるのは、耳に残るシンセラインと中毒性の高いコード進行。

この組み合わせが、「一度聴いたら忘れられない」中毒性を生み出していた。

しかもC-C-Bはこの後も、同じタッグによる『Lucky Chanceをもう一度』『空想Kiss』などで次々とヒットを飛ばしていく

つまりこれは、一発の成功ではなく、明確な“黄金期の序章”だったのだ。

ドラマ『毎度おさわがせします』との化学反応

この楽曲が社会に広く浸透した大きな理由は、ドラマ『毎度おさわがせします』(TBS系)の主題歌としての起用。若者の大胆な性描写や家族関係のリアリズムを描いたこのドラマは、中高生を中心に社会現象となるほどの話題作だった。

そしてその“夜のざわつき”に、『Romanticが止まらない』のきらびやかで危ういポップサウンドが完璧にハマった

テレビの前で恋や衝動を知っていくーーそんな時代の入口に、この曲があった。

実力派だった、“見た目だけじゃない”バンド

派手な見た目やパフォーマンスが注目されたC-C-Bだが、実のところ演奏力にも高い評価があった

打ち込み全盛の時代に、彼らはバンド形式を崩さず“人力”でシンセ主体なデジタル感の強い音楽を演奏していた

特にライブでは、その実力が明らかになる。音楽ファンの間でも、「実はC-C-Bって演奏うまいんだよね」という評価が静かに広まっていた。

バンドという枠を超えて、“音の見せ方”を新しくした先駆者だった

40年経っても、誰かの「恋のスイッチ」を押す曲

『Romanticが止まらない』は、C-C-B最大のヒットにして、80年代カルチャーの象徴的存在

単なるノスタルジーでは片づけられないのは、この曲が“感情をそのまま音にしたようなリアル”を持っているから

軽やかでポップで、でもどこか心がザワつく。

「好きだ」と思ってしまった瞬間の、あの制御不能な感覚ーーそれが、今も耳元で鳴っている。


※この記事は執筆時点の情報に基づいています。