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「ほんとにヤダ」「違い過ぎる」“原作と異なる展開”に悲痛の声も…だけど「こんな演技もできたの」出演俳優の快演がアツい名映画

  • 2025.7.31

多くのファンに愛される漫画や小説の“実写化”。原作への深い愛があるからこそ、その報せは大きな期待と共に、一抹の不安を呼び起こします。特に、原作から大胆にアレンジされた設定や、独自の解釈で描かれるキャラクター像は、時に原作ファンに大きな“衝撃”を与え、激しい賛否両論を巻き起こすことも少なくありません。今回は、そんな“原作ファンに衝撃”を与えた実写作品5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2014年公開の映画『神さまの言うとおり』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“原作ファンに衝撃”を与えた実写作品・映画『神さまの言うとおり』

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福士蒼汰(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『神さまの言うとおり』(東宝)
  • 公開日:2014年11月15日

あらすじ

原作・金城宗幸さん、作画・藤村緋二さんの同名漫画を原作に、監督・三池崇史さん、脚本・八津弘幸さんで実写映画化。

退屈な日常にうんざりしていた高校生・高畑瞬(福士蒼汰)のつまらない日々は、教室に突如現れたダルマによって終わりを告げます。それは、命をかけたデスゲームの開始宣言でした。

最初のゲームは、“ダルマさんが転んだ”。動けば首が吹き飛ぶというあまりにも理不尽なルールにクラスメイトが次々と命を落とす中、瞬はクラスで唯一の生存者となります。しかし、教室を脱出した瞬の前に、招き猫やコケシ、シロクマといった不気味な物たちが次々と出現し、命がけのゲームを突きつけてきます。別のクラスの秋元いちか(山崎紘菜)天谷武(神木隆之介)らと共に、瞬はゲームに挑むのでした――。

映画『神さまの言うとおり』で原作ファンに衝撃を与えたポイント※ネタバレあり

映画『神さまの言うとおり』では、原作と比べてデスゲームの内容や登場人物が大幅に改変・省略されています。そのため、原作と違う展開が生まれることにファンは違和感を覚えました。加えて、原作の目玉要素であるグロテスク描写やゲームの残酷さ、理不尽さが薄れていることに「原作の旨みは薄れていた気がする」という声も。

また、引きこもりの生徒やホームレスの存在は原作を読んでいない方からすると疑問に残ります。真面目に学校に行っていた生徒たちが理不尽な目に遭い、不真面目に学校を休んでいた生徒が難を逃れるという理不尽な構造は、原作の見どころです。しかし、そういった謎の人物の説明が不足しているため、常に疑問を抱きながら映画を鑑賞することになります。

その結果、SNSでは「ほんとにヤダ」「原作と違い過ぎる」などの声が寄せられていたようです。しかし、「途中から原作と違う展開になったけど、むしろ面白い」「漫画原作を上手いこと実写化したな」「クオリティすごい高かった」など、原作とは違った展開を称賛する声も多く寄せられていました。

メインキャラクターを演じた俳優陣の演技を絶賛

主役を演じた福士蒼汰さんと神木隆之介さんの怪演は本作の大きな見どころ。デスゲームを通じて徐々に狂い始めていく主人公と、狂気的な性格でデスゲームを心から楽しむサイコパスを2人は見事に演じています。作品を視聴した方からは、「主役の福士蒼汰と神木隆之介の狂人演技素晴らしかった」「神木隆之介ってこんな演技もできたの」など、絶賛されていました。

まだ映画『神さまの言うとおり』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“予測不能な不条理デスゲームの結末”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です