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「なぜそんなことに…」映画化が“まさかの白紙撤回”される異例事態…だけど「可愛すぎる」当時“18歳”の大河女優が魅せた名ドラマ

  • 2025.7.30

視聴者から惜しまれつつ終わったドラマのなかには、「打ち切りだったのでは」と噂される作品があります。今回は、そんな"打ち切りが囁かれた名作ドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、ドラマ『HEAT』(フジテレビ系)をご紹介します。映画化が決定していたにもかかわらず、異例の“白紙化”。視聴率不振により打ち切りが囁かれた、その舞台裏とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『HEAT』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2015年7月7日~2015年9月1日
  • 出演:AKIRA(池上タツヤ 役)

不動産会社のエリートビジネスマン・池上タツヤ(AKIRA)は、街の再開発計画を進めるため、素性を隠して消防団に入団します。そこには、一般市民でありながら、災害現場で住民を守ろうと真摯に活動する消防団員たちの姿がありました。

「自分の利益が第一」を信条としてきたタツヤでしたが、価値観の異なる彼らとぶつかりながらも、次第に協力し合うようになり、少しずつ心に変化が生まれていきます。

やがて人を守ることの喜びを知り――。“街を狙う男”が、“街を救うヒーロー”へと成長していく、熱血ストーリーです。

豪華俳優陣が挑んだ異色の“消防団”ドラマ

本作の脚本をメインで手がけたのは、映画『変な家』や『七つの会議』に携わった丑尾健太郎さんです。消防団という異色の題材を軸に、主人公が仲間との関わりや葛藤を通して成長していく姿を描いたヒューマンドラマとなっています。

キャストには、主演のAKIRAさんをはじめ、栗山千明さん、佐藤隆太さん、稲垣吾郎さんなど、豪華な顔ぶれがそろいました。

主題歌は、EXILE ATSUSHI + AIによる「Be Brave」。ドラマの熱量とリンクした力強い楽曲となっています。

『異例の映画化発表』から一転、最終回で描かれた“予定外の結末”

『HEAT』はドラマの放送開始前に映画化が発表され、その“異例のスピード”は業界内でも大きな話題となりました。しかし、放送が進むにつれて視聴率は低迷。

最終話では、当初予定されていた“劇場版につながる展開”が修正され、登場人物の死を回避するなど、物語の構成そのものにも大きな変更が加えられました。そして2015年11月13日、関西テレビの福井澄郎社長は定例会見で映画化について“白紙に戻した状態”と明言。

その後、正式に中止が発表されたわけではないものの、続報はなく、企画そのものが白紙化したと見られています。SNSでは「なぜそんなことに…」「好きだったけどなぁ」と悲しむ声も見られました。

当時18歳の大河女優に「可愛すぎる」

視聴率の低迷や映画化白紙の話題が取り沙汰される『HEAT』ですが、あらためて見直してみると、演技派俳優が多数出演していたことに驚かされます。

そのひとりが、当時18歳だった小芝風花さんです。演じたのは、初々しい幼稚園教諭補助の役。年齢よりも幼く見える可愛らしさが印象的でした。エプロン姿で園児とふれあう様子には、「爽やかそのもの」「癒された「可愛すぎる」といった称賛のコメントが集まりました。

そんな小芝さんは現在、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で花魁・瀬川役を演じ話題に。まったく異なるイメージへと変貌を遂げ、妖艶な色気を醸し出す姿に、視聴者からは絶賛の声が寄せられています。

また、人気俳優の吉沢亮さんも消防団の一員として出演。スーツ姿やクールなまなざしが「眼福」と話題を呼び、「就活スーツも消防団服もまぶしい」「大学生役がかわいい」など、端正なルックスと存在感に惹かれる声が相次ぎました。

ドラマ『HEAT』にはさまざまな意見がありますが、出演者たちのその後の活躍を思えば、今あらためて見直すことで、当時は気づけなかった魅力に出会える一作です。


※記事は執筆時点の情報