1. トップ
  2. 「原作より好き」「もはや異次元」“原作超え”の声が続出する異常事態…「ここまで再現できるとは」原作ファンを唸らせた傑作映画

「原作より好き」「もはや異次元」“原作超え”の声が続出する異常事態…「ここまで再現できるとは」原作ファンを唸らせた傑作映画

  • 2025.7.16

中国の春秋戦国時代を舞台に、魅力的な武将たちの激闘が描かれた『キングダム』は、原泰久さんの人気漫画を実写化した大ヒット映画で、すでにシリーズ4部作まで公開されています。壮大な歴史ロマンと、戦闘シーンのリアルさ、魅力的なキャラクターなどが人気を呼び、大ヒット作となりました。今回は“衝撃的な戦闘シーンの映画”5選をセレクトし、本記事では、第5弾として映画『キングダム』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

成長や熱い友情を壮大なスケールで描いた見ごたえ抜群のシリーズ作品

undefined
(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『キングダム』(東宝)
  • 公開日:2019年『キングダム』、2022年『キングダム2 遥かなる大地へ』、2023年『キングダム 運命の炎』、2024年公開『キングダム 大将軍の帰還』

あらすじ

中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す少年・信(山﨑賢人)と、中華統一を目指す王の成長と戦いを描く歴史漫画『キングダム』シリーズの第4作「大将軍の帰還」

原泰久氏が2006年から週刊ヤングジャンプで連載を開始した『キングダム』。2019年に第一弾を発表後、2024年にはシリーズ第4作の『大将軍の帰還』が公開されました。

馬場の戦いで敵を討った信の前に、次は趙軍の真の総大将・龐煖(吉川晃司)が突如現れました。趙軍の圧倒的な力に致命傷を負った信を救うため、決死の脱出を試みます。戦局を見守っていた王騎(大沢たかお)は、天才軍師の李牧(小栗旬)の存在を感じ取っており、秦と趙は激戦を繰り広げることになりました。しかし王騎たちは敗北寸前の状態にまで陥ります。それでも諦めることなく、龐煖と刃を交えるのですが衝撃の一撃を受け大ダメージを負ってしまい……。

映画『キングダム』シリーズで大きな功績!

映画『キングダム』シリーズは、第一弾が公開された2019年当時から大きな話題を呼び、これまで公開されてきたシリーズ作はすべて多大な興行収入を叩き出しています。2019年公開の『キングダム』は約57億円、『キングダム2 遥かなる大地へ』は約51億円、『キングダム 運命の炎』は約56億円、そしてシリーズ4作目『キングダム 大将軍の帰還』では、80億円を突破しました。邦画実写版では令和ナンバーワンシリーズといわれています。

また、第48回日本アカデミー賞では、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀音楽賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞を受賞しており、俳優からは、優秀主演男優賞に山﨑賢人さん、優秀助演男優賞に大沢たかおさんが輝くなどいくつもの受賞を手にしています。

山﨑賢人さんに関しては、素晴らしい演技を披露した俳優に与えられる「The Best from the East Award」を日本人として初受賞しており、映画情報サイト映画.comでは、ニューヨーク・アジアン映画祭内で行われたインタビューの一部を次のように紹介されています。

『キングダム』という作品は、自分にとっても大切な作品の一つです。今、29歳なのですが、20代のほとんどを『キングダム』という作品、そして信という役と共に、もう一つの人生のように生きてきました。一人では今回の受賞だったり、『キングダム』という作品がここまで素晴らしいものにならなかっただろうと思っています。
出典:山﨑賢人がニューヨークで語ったこと『キングダム』で日本人初受賞、作品への熱い思いを吐露(映画.com)2024年8月9日

『キングダム』第4作で思わぬ反響!王騎・大沢たかおさんがネットミームに

『キングダム』シリーズの第4作「大将軍の帰還」は、今までのシリーズでも大きな展開を迎える作品で、大反響を呼びました。「日本のエンタメ最高峰」「見どころばかりの2時間」「感動の嵐!」など、第4作品に対する絶賛の声が集まっています。その中でも今回は王騎の存在が大きく、「4作は王騎の物語と言っても過言ではない」「王騎に泣かされっぱなしだった」「王騎なくしてキングダムなし!」などの声が非常に目立ちました。

また、「個人的に原作を超えて、本当の王騎将軍(大沢たかおさん)が、いました!!」「原作から変えてる部分もマジでよかったし最後のシーンは原作よりいい幕引き」「素晴らしいキャスの演技と中華の壮大なスケールを原作より感じさせてくれる」「原作より好きかもしれない……大沢たかおの王騎がすごすぎた」「原作よりも感極まった」「原作より泣けるなんて」「もはや異次元」「ここまで再現できるとは」と原作を超えた感動や壮大さを感じる視聴者が続出。実写化作品は、原作ファンから厳しい声があがりやすいため、この状況は異例と言っても過言ではありません

一方で、SNS上では王騎役の大沢たかおさんのネットミーム化も大きな話題となりました。『大沢たかお祭り』と題し、王騎の表情を切り取り、面白いキャプションを付けての投稿するブームが巻き起こります。育児あるあるネタが、王騎の表情と絶妙に合致しており、壮大なスケールで戦う王騎と日常を生きるお母さんとのギャップに、面白さが倍増、SNSでは大反響を巻き起こしていました。

大沢たかおさん本人の目にも留まったらしく、インスタグラムのストーリーズでも反応していたとか!映画『キングダム』のストーリー、映画自体も大好評ですが、思わぬ形の反響もあったようですね!

「あと一本作ってほしい…」続編を望むファン大歓喜!2026年夏公開予定

『キングダム』シリーズは、第4作品に渡り、大きな功績を収めてきました。どのシリーズも人気で、続編を望む声は止みません

『キングダム 大将軍の帰還』では、公式において「集大成にして最高傑作」「シリーズ最終章」と銘打ってあるため、終わりを告げていることは理解できます。しかし、原作ファンの「まだまだ原作において観たい部分がある!」「終わってほしくない」との声が集まっていましたが……。

なんと、7月11日金曜日、金曜ロードショー『キングダム 大将軍の帰還』放送日に併せてキングダムの続編が2026年夏に公開されることが発表されました。金曜ロードショー放送後には世界初となる続編のティザー動画が放送され、発表を待ち望んでいたファンから喜びの声が集まっていました。

これまで壮大なスケールで大きな話題を呼んできた『キングダム』シリーズ。この記事を読んで気になった方、まだ観たことがないという方は、来年夏に公開される最新作に備えて、これまでのシリーズ4作品を予習をしてみるのも良いかもしれません。


※記事は執筆時点の情報です