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『松屋・すき家・吉野家』ダイエット中に選ぶなら?→管理栄養士が選んだ、 牛丼チェーン3社の“太りにくいメニュー”とは?

  • 2025.7.11
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「松屋、すき家、吉野家の牛丼、どれを食べても同じじゃないの?」と思いがちですが、実はメニューや栄養バランスには結構な差があります。特にダイエットや健康管理を気にしている人なら、「なるべく太りにくい牛丼チェーンはどこ?」と気になるのではないでしょうか。

今回は管理栄養士の視点から、3大牛丼チェーンの代表メニューを徹底分析。栄養素やカロリーだけでなく、食事の満足感や腹持ちも加味して、各社のおすすめメニューを導き出しました!

牛丼チェーンのイメージと健康意識の変化を知ろう

まず押さえておきたいのは、「牛丼チェーン店=太りやすい」と感じるのは、単純に牛丼単品のカロリーや、肉料理だからと考えてしまうからではないでしょうか。しかし、昨今は健康志向の方も多くなってきており、牛丼チェーンでも多様なニーズに応えるべく、様々なメニューが出されています。

松屋は定番の牛めしのランチセットでは、みそ汁とサラダが付いてあり、一緒に野菜を取り入れやすい傾向があります。また、ロカボ応援メニューとして、ライスを除いたメニューもあります。

それに対して、すき家は牛丼以外にも海鮮丼のメニューもあり、肉以外の選択肢もあります。また、ご飯の代わりに豆腐を使用した『牛丼ライト』などがあります。

吉野家はオーソドックスな牛丼の味を守りつつも、サイドメニューでサラダや汁物でバランスが整えやすいと言えます。

これらのポイントを踏まえ、各チェーンの代表的なメニューを詳細に見ていきましょう。

管理栄養士が選んだ!おすすめメニューはこれだ

それぞれのチェーンでおすすめのメニューは以下の通りです。

すき屋:「牛丼ライト」シリーズ(牛丼ライト ミニ 329kcal、並盛 425kcal、大盛 515kcal)
ご飯の代わりに豆腐を使用し糖質を大幅に抑えることができ、味噌汁と生野菜サラダをつけることで食物繊維も補給できます。満足感と栄養バランスの良さが魅力です。
松屋:「ロカボライフ応援メニュー」(牛焼肉生野菜セット 378kcal)
ライスをなくして糖質を大幅カット。さらには牛肉皿でタンパク質をしっかり補給し、サラダや味噌汁を組み合わせることで、血糖値の急上昇を防ぐことができ、糖質制限中でも頼りになるメニューです。
吉野家:「牛皿定食+お新香セット」(牛皿定食 並盛 719lcal、大盛 783lcal、特盛 970kcal)
ライスを控えめにして糖質を抑え、牛皿をメインにしっかりタンパク質を摂取。お新香で食物繊維をプラスした点がポイントです。

この中で特に注目したいのは、すき家の「ライト牛丼」シリーズです。

糖質量が抑えられているだけでなく、満腹感をキープしながらカロリーオーバーも防げるため、ダイエットや糖質コントロールを重視する方にぴったりです。松屋のロカボ定食も、味噌汁やサラダで食物繊維を得られるため、満腹感を得られるのが嬉しいですね。一方で吉野家の牛皿定食は、主食の量をしっかり調整することで自然と太りにくくなる工夫ができるので、食べる量や組み合わせを自分で管理したい方に向いています。

毎日の食事に取り入れやすい牛丼メニューを賢く選ぼう

今回の比較でわかることは、松屋・すき家・吉野家どのチェーン店にも、健康思考を意識したメニューが用意されていることです。「太りやすさ」は単にカロリーだけでなく、タンパク質と一緒に食物繊維を摂取することや、糖質を控えめにすることにより、牛丼チェーン店でも自分の生活スタイルや健康目標に合ったものを賢くチョイスすることが可能だと言えます。

忙しい時の味方でもある牛丼チェーン。ちょっとしたメニューの選び方や組み合わせ次第で、太りにくく満足感も得られる『賢い外食』が可能です。上手に活用して、健康的においしく毎日を乗り切りましょう!


監修者:田辺結姫
管理栄養士。介護老人福祉施設で5年、療養型病院で1年勤務経験あり。
現在も介護老人福祉施設に勤務。食は体を作る重要なものの一つであり、楽しみでもあります。そんな食から、多くの人の健康に携わりたいと考えております。