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管理栄養士「一緒に食べて」 実は『牛肉』と相性の良い食べ物があった…組み合わせたい“食材”とは?

  • 2025.7.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ステーキにすき焼き、焼肉にと、牛肉は日本人の食卓に欠かせない人気食材ですよね。でも、ただ単に焼くだけや味付けを工夫するだけでなく、「一緒に食べる食材」を意外と見落としていませんか?実は管理栄養士が推奨する、牛肉と組み合わせると相性抜群で栄養価もアップする食材があるんです。

牛肉と相性の良い「意外な食材」の正体とその秘密に迫ります。

牛肉と相性の良い食材はどんなものがある?

牛肉はタンパク質や鉄分、ビタミンB群が豊富で、疲労回復や筋肉づくりに欠かせない栄養素が詰まっています。一方で食べすぎたり食べ方によっては胃もたれを感じたり、脂肪分が気になる場合も。一緒に食べる食材次第で、消化を助けたり、栄養の吸収効率を上げたりできるのです。

栄養面以外でも、組み合わせる食材が牛肉の味わいを引き立てるポイントになります。例えば、香り高いネギやニンニクを加えると、牛肉の旨味をより際立たせてくれます。というのも、これらの野菜に含まれるアリシンという成分が、加熱調理で香りを引き出し、肉料理の風味を引き立てます。ビタミンB1の吸収促進作用もあり、疲労回復をサポートします。また、シャキシャキした食感のレンコンや玉ねぎを一緒に調理すると、食べ応えと満足感がアップ。

また、和風だしや醤油を活かした味付けと組み合わせることで、素材の風味を損なわずに引き立てることも可能です。つまり、牛肉は単体でも十分美味しいですが、ちょっとした工夫で相乗効果を生み出せる食材がたくさん存在し、それらを活用することで「もっと美味しく、健康にも良い牛肉料理」を楽しめるのです。

牛肉と一緒に取り入れたい「おすすめ食材イチオシ5選」

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

まとめると、牛肉と特に相性が良いとされ、「ぜひ一緒に食べたい」食材は以下の通りです。

  • ほうれん草・小松菜:ビタミンCや葉酸が豊富で鉄分の吸収を助ける。
  • ブロッコリー・ピーマン:抗酸化作用のあるビタミンCが多く美容や健康促進に。
  • キノコ類(シイタケ、エノキなど):キノコ類は食物繊維が豊富で腸内環境を整える助けに。
  • 大根おろし:消化酵素のジアスターゼが肉の分解を促進。消化の手助けに。
  • にんにく・ネギ:風味アップ&アリシンで肉を柔らかくし、脂を分解。

これらを意識して取り入れることで、栄養の吸収が高まり、美味しく食べられるだけでなく、胃腸への負担も軽減されます。たとえば、焼肉の際にほうれん草のナムルを添える、ステーキに大根おろしとネギソースをかけるなど、簡単な工夫でも効果的です。

牛肉の旨み倍増!相性抜群の食材と一緒に楽しく健康に

牛肉は豊かな風味と栄養価で私たちの食卓を彩りますが、組み合わせる食材次第でその魅力はさらにグレードアップします。管理栄養士が示すように、特にビタミンCを含む緑黄色野菜や、消化を助けるキノコ、大根おろし、そして香りの良いにんにくやネギの登場によって、牛肉の栄養が効率よく吸収されやすくなり、さらに美味しく楽しめるのです。

健康を気遣いながらも、「今日はちょっと贅沢に、でもカラダにいいものを食べたい」という方におすすめ。牛肉料理にこれらの食材を加えることで、おいしさと栄養バランスを両立させます。美味しい牛肉料理が、もっと楽しみになりますよ!


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。