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ヨーグルトは『朝』『夜』どっちが正解?→実は“腸活”に差が出る…知られざる“意外なタイミング”とは?【管理栄養士が監修】

  • 2025.7.14
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさんはヨーグルトを朝食べていますか?それとも夜?健康や腸活に関心が高まるなかで、「ヨーグルトは朝より夜に食べるほうが効果的」と聞いたことがある人も多いでしょう。実は、ヨーグルトを食べるタイミングは腸内環境を整えるうえで非常に大切。

今回はヨーグルトを食べる最適な時間帯についてわかりやすく解説していきます。朝派も夜派も必読の内容ですよ!

ヨーグルトの効果は時間帯で変わる?腸活への影響を探る

ヨーグルトは乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含み、腸内環境を改善する食品として広く知られています。しかし、同じヨーグルトでも「いつ食べるか」で効果に差が出ることをご存じですか?

朝食べると体が活動を始めるエネルギーチャージにもなる一方、夜に食べると腸内でより長時間乳酸菌が生き残りやすくなるという報告があります。

この違いは、胃酸の分泌や腸の動きが時間帯で異なることが理由の1つと言われています。たとえば、夜は胃酸の分泌量が減少傾向になるため、ヨーグルトの菌がより多く生きて腸まで届きやすくなります。朝は胃酸が多く分泌されるため、善玉菌が死滅しやすいリスクがあります。

また、人間の腸内リズム(腸時計)も昼夜で変化するため、夜に乳酸菌を補給すると腸内の善玉菌が優勢になりやすく、腸の活動を助けると考えられています。これらの理由から、腸活の観点では「夜に食べるヨーグルトが効果的」という説が支持されています。

さらに深掘り!夜ヨーグルトのメリットと実践ポイント

夜にヨーグルトを摂るメリットは他にもあります。まず、寝ている間は腸が活発に動き、老廃物の排出が促される「腸のゴールデンタイム」とも呼ばれる時間帯。このタイミングに乳酸菌が多く届くことで、腸内環境の改善サイクルがスムーズになります。さらに、夜のヨーグルトは就寝前のデザート代わりになり、ストレス解消やリラックス効果も期待できます。

ただし、夜ヨーグルトの効果をより高めるためにはいくつかのポイントが重要です。まず、食べるタイミングは夕食後1〜2時間が理想的。胃の消化が落ち着いたころに摂取することで菌が腸まで届きやすくなります。また、糖分の添加されていないプレーンタイプを選ぶことで、余計なカロリーを避けられますし、腸にも負担をかけません。

一方で、夜遅くに食べすぎると胃の負担になり睡眠の質が落ちることもあるため、適量(100〜150g程度)を守るのがコツです。さらに冷え性の方は、冷たいヨーグルトをそのまま食べるのではなく、少し常温に戻したり、ぬるま湯で割ったりするのも腸にやさしい方法です。

腸活しながら毎日を快適に!ヨーグルトの最適タイミングを賢く選ぼう

ヨーグルトを食べる最適なタイミングについてみてきました。総合的に考えると、腸活のためには夜にヨーグルトを食べるのがおすすめです。胃酸の影響が少なく、腸が活発になる時間に善玉菌を取り入れられるため、腸内フローラを整えやすくなるからです。

もちろん、朝に食べるヨーグルトにも生活リズムの維持や食欲促進など独自のメリットがありますので、ライフスタイルに合わせて無理なく続けることも大切です。大事なのは毎日継続してヨーグルトを取り入れること。あなたの腸にあった食べ方を見つけて、健康的で快適な毎日を送りましょう!


監修者:rio
管理栄養士・調理師として約10年の現場経験を積み、現在はフリーランスに転向。2児の母となり、子育てと仕事を両立しながら、日々の暮らしに役立つ栄養情報をわかりやすく発信しています。