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実は『毎朝のヨーグルト』は逆効果?!→かえって“便秘”を悪化させる…意外と知られてない“NG食べ方”とは?【管理栄養士が監修】

  • 2025.7.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

健康や美容のために毎朝ヨーグルトを食べる人は多いですよね。腸内環境を整えるのに効果的と言われ、手軽に取り入れられる食品として人気があります。

でも、実は「ヨーグルトを食べているのに便秘が改善しない」「かえってお腹の調子が悪くなった」と感じる人も少なくありません。その原因はズバリ、食べ方に問題がある場合があるんです。

今回は管理栄養士の視点から、ヨーグルトの正しい食べ方や注意点について詳しく解説します。毎朝のヨーグルト習慣、便秘に効いているかどうかを見直すきっかけにしてくださいね。

ヨーグルトの便秘改善効果と落とし穴の真実

ヨーグルトが便秘に良いとされるのは、乳酸菌やビフィズス菌といった腸内で善玉菌として働く菌を含むためです。

これらの菌は腸内の悪玉菌を抑え、腸の動きを活発にして便通を促します。しかし、ヨーグルトの持つ効果は食べ方次第で大きく変わります。

まず、便秘の原因は人によって違うことを理解しましょう。水分不足、食物繊維不足、運動不足、ストレスなど複数の要素が絡み合っています。そのため、ヨーグルトだけに頼るのは不十分ですし、逆に食べ方を間違うと悪化してしまうこともあります。

例えば、飲むヨーグルトのように糖分が多く含まれたものを大量に摂取すると、腸内環境が乱れてしまうケースがあります。また、脂肪分の多いヨーグルトだと消化が遅くなり、便秘を誘発することもあります。

さらに、一度に大量に食べるのではなく、毎日適量を継続的に続けることが鍵です。ヨーグルトの菌は生きて腸に届くことが効果のポイントですが、胃酸の影響で死滅してしまう場合もあるため、食べるタイミングにも注意が必要です。

管理栄養士が教える!ヨーグルトの正しい食べ方とポイント

では、どうすれば効果的にヨーグルトで便秘対策ができるのでしょうか。管理栄養士が推奨するポイントを押さえてみましょう。

まずは「種類選び」に注目。プレーンタイプの低脂肪や無糖ヨーグルトがおすすめです。糖や脂肪が多いと便秘の悪化につながる恐れがあるので注意してください。

次に、理想的な食べるタイミングは「食後すぐ」や「間食として」が良いとされています。胃酸の影響を受けにくいため、乳酸菌が生きたまま腸に届きやすいです。朝食の一部に取り入れるのは理にかなっていますね。

続いて「量」について。1日あたり100~150g程度を目安にしましょう。多すぎても腸が慣れず不調を招くことがあります。さらに、食物繊維を一緒に摂ることも極めて重要です。ヨーグルトにオートミールやバナナ、キウイなどの食物繊維豊富な食材をプラスすると腸の動きが活発になります。

最後に、ヨーグルトだけに頼らず、適度な水分摂取と運動も忘れずに行うこと。便秘の本質的な改善には生活全体の見直しが必要です。ヨーグルトを上手に活用して、腸活をもっと効果的にしましょう。

毎朝のヨーグルト習慣を見直してスッキリ毎日をめざそう

毎朝のヨーグルトは腸内環境を整える強い味方ですが、食べ方を間違えると逆に便秘を招いてしまうこともあります。ポイントは「種類選び」「食べる量」「食べるタイミング」、そして「食物繊維を一緒に摂る」こと。この基本を押さえつつ、水分補給や運動も取り入れることで健康的な腸内環境を維持できます。

あなたのヨーグルト習慣が便秘解消に本当に役立っているか、改めて振り返ってみてくださいね。毎日のちょっとした工夫で、腸も心もスッキリ軽やかに過ごせますよ。


監修者:rio
管理栄養士・調理師として約10年の現場経験を積み、現在はフリーランスに転向。2児の母となり、子育てと仕事を両立しながら、日々の暮らしに役立つ栄養情報をわかりやすく発信しています。