カルティエ「グラン ドゥ カフェ」の新作。プレシャスな“コーヒービーンズ”が、夏の装いに洗練を添えて

“コーヒービーンズ”という日常的なモチーフをプレシャスなジュエリーへと昇華したカルティエ（CARTIER）の「グラン ドゥ カフェ」コレクションに、新たなジュエリーが仲間入り。

1938年、伝説のクリエイティブディレクター、ジャンヌ・トゥーサンの感性から生み出されたこのコレクションは、コーヒー豆という果実に美を見出し、贅沢なジュエリーへ昇華。1950年代にはグレース・ケリーをはじめとするスタイルアイコンたちに愛された歴史を持つ。

新作では、ボリューム感を強調し、プレシャスにアップデートしたネックレスやブレスレット、イヤリング、リングがラインナップ。ダイヤモンドのラインを軸に、大小さまざまなコーヒービーン モチーフが扇状に広がるデザインが特徴。ゴールドのモチーフにはゴドロン装飾を刻み、先端にはダイヤモンドがあしらわれている。

注目は、コーヒービーンズが一粒ずつ繊細に揺れ、軽やかな音を奏でながら、まばゆい光の戯れを生む構造美だ。たとえば数量限定のブレスレットには、片側はオープン、もう片側にはコーヒービーンズの下にヒンジが隠れるという革新的な構造が採用されており、制作には64時間もの手仕事が費やされたという。

また、立体的なフォルムが印象的なリングは、1950年代のカクテルリングを彷彿とさせる華やかな佇まい。時代を超えて息づくエスプリと、職人技の粋が共鳴する。

陽射しに映える煌めきと、香り立つような存在感。カルティエが描く“芳醇な一粒”とともに、自由でエレガントなスタイルを楽しみたい。

問い合わせ先／カルティエ カスタマー サービスセンター 0120-1847-00

https://www.cartier.jp/

Photos : Courtesy of CARTIER Text : Makiko Awata