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管理栄養士「今日からやめて」→『醤油』の風味が“台無し”になる…実はNGな“3つの使い方”とは?

  • 2025.8.6
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

食卓の定番調味料「しょうゆ」。料理の味付けや仕上げに何気なく使っている方も多いでしょう。でも、実はその使い方、管理栄養士の視点から見ると「ちょっと待った!」と言いたくなることがあるのです。いつもの習慣が健康や味のバランスを崩す原因になる可能性もあり、今日からやめるべき「NGな使い方」にはどんなものがあるのか、詳しく解説します。

知らずに続けてしまうと後悔するかも…調味料の使い方を見直すヒントがここにありますよ。

醤油の種類はこんなにたくさん!知っておきたい基本の4タイプ

まず知っておきたいのは、醤油の大きな分類。一般的に醤油は「濃口醤油」「薄口醤油」「たまり醤油」「再仕込み醤油」の4つに分けられます。

  1. 濃口醤油:全国で一番よく使われている、オールラウンダー。色も味も濃いめで万能です。
  2. 薄口しょうゆ:色は薄いけど塩分はやや高め。素材の色や風味を活かしたい煮物や吸い物にぴったり。
  3. たまりしょうゆ:とろっと濃厚で甘みあり。刺身や照り焼き、焼きおにぎりにぴったり。
  4. 再仕込みしょうゆ:二度仕込みで熟成された、深くまろやかな風味。ちょっと贅沢に使いたい一品。

この違いを知っておくと、料理の仕上がりもワンランクアップ!他にも白醤油や溜まり醤油など地方独特のものもありますが、この4タイプがまずは覚えておきたい基本です。

しょうゆの使い方に注意!味を損なう3つのNG行動

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

しょうゆは日本人の食生活に欠かせない調味料ですが、気づかないうちにNGな使い方をしている場合があります。管理栄養士が特に注意を促す代表的なNG行動は次の3つです。

1、開封後の常温保存

開封後の醤油をそのまま常温で長期間放置することはNGです。醤油は比較的保存しやすい調味料ですが、これはあくまで「未開封」の場合。開封した瞬間から空気に触れるため酸化が進みやすくなり、劣化が始まります。また、直射日光や高温多湿の環境下は、醤油の成分分解を早めて風味を損なう原因に。特にキッチンのコンロ横など熱がこもりやすい場所に長時間置くのはNGです。

2、加熱中に長時間しょうゆを煮詰めること

醤油は長時間加熱すると香りが飛んでしまうため、煮物など長時間煮込む場合は最後にいれるほうがよいでしょう。

3、ペットボトル容器に入ったしょうゆの買いだめ

ペットボトル容器の醤油は軽くて扱いやすく、多くの人に利用されていますが、実は注意が必要です。ペットボトルは瓶と違って酸素を通しやすい素材のため、未開封の状態でも中の醤油が酸化してしまう特徴があります。その結果、瓶入りの醤油に比べて風味が落ちやすく、賞味期限も短く設定されています。こうした性質を考えると、ペットボトル入りの醤油は買いだめせず、必要な分だけを購入し、開封後はもちろん、未開封であってもなるべく早めに使い切ることが大切です。

今日から改善してみよう

しょうゆは馴染み深い調味料ですが、無意識にやっている方法がNGであることがわかりました。

どれも手軽にできるものばかりなので、もし家庭でやっていることがあったら今日から改善してみましょう。あなたのキッチンが、もっとおいしく整いますように。

毎日の料理がもっと豊かになるように、この記事を役立ててくださいね。


監修者:陽南(はるな)
管理栄養士×ヨガインストラクター

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女子栄養大学卒業。3人兄弟の母。
オンラインを中心にママ向けヨガインストラクターとして、「自分の時間も大切にしていい」と思える心と体づくりをサポート。
埼玉を拠点に、地域のママたちが集えるコミュニティで、親子ヨガやリラックスヨガを通し、ママが素の自分でいられる居場所づくりを大切にしています。
ヨガスクール「ママニティカレッジ」認定講師としても活動中。
https://lit.link/haruna00yoga