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握手をするときは『右手』と『左手』どっち? 意外と知らない“握手のマナー”とは【プロの監修】

  • 2025.7.23
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ビジネスシーンからカジュアルな場面まで、誰もが経験することの多い「握手」。ですが、実は「握手をするときはどちらの手を使う?」という基本的な疑問を持つ人は少なくありません。

右手が多いと聞いたけど、左手で握手をしても良いの?また、握手の強さや時間、相手との距離感など、細かいマナーも意外と知られていないものです。

今回はそんな握手の基本マナーをわかりやすく解説します。

握手をするのはどちらの手?

日本人は右利きが多いことから、大半の人は自然と握手をするときに右手を使っているのではないでしょうか?

実は握手をする時のマナーは「右手ですること」とされています。日本だけでなく、世界的に見ても、握手は右手で行うのが一般的であり、その背景には歴史的・文化的な意味が存在します。諸説あるとされていますが、中世ヨーロッパでは左手は剣を持ち、右手は武器を使わないことを示したと言われています。そのため、右手での握手は「敵意なし」の合図とされていた名残という説もあります。

また、例外的に一部の文化や宗教的背景を持つ地域では左手での握手避ける風習があることもあります

具体例で見る!正しい握手の姿勢とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では次にビジネスシーンで握手をするときにどんな点に気をつけたら良いのか見ていきましょう。

正しい握手姿勢は以下のポイントをおさえましょう。

  • 立ち姿は背筋を伸ばし、肩の力を抜く
  • 相手の目を見てしっかりアイコンタクトをする
  • 握手はやや力強く、しかし優しさを感じる程度
  • 握手の時間は2~3秒が目安

せっかく握手をするのに下を向いていたり、他の人と話をするのはあまり良くありません。握手をしているときに視線が泳ぐと失礼に感じられます。握手をするときはしっかりと相手とアイコンタクトを交わして、きちんと握手をしましょう。

握手は右手が基本!正しいマナーで好印象を

握手は日常的かつビジネスにおいても重要なコミュニケーション。握手は基本的に右手で行うのがマナーとされています。

また、握手は力の強さやタイミング、相手への視線など細かいポイントによって印象が大きく変わるでしょう。ちょっとしたマナーの積み重ねが、あなたの人間力や品格として伝わるはずです。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修者:栗栖 佳子(株式会社 宙 代表取締役・ビジネスコーチ)

大学卒業後、人材サービス会社パソナで法人営業およびコーディネーターとして1万人以上の採用・面接・キャリアカウンセリング並びにスタッフや部下の人材育成に取り組む。2009年ビジネスコーチとして、株式会社 宙(sora)を設立。
【コミュニケーション次第で人が変わり、組織が変わり、人生が変わる!】をモットーに、コーチング、アンガーマネジメント、「1on1」マネジメント等、レゴブロックやインプロなど多彩なワークショップを取り入れながら社員や管理職の意識改革、組織風土改革の研修やセミナー、講演活動を年間120回以上行っている。また、3人の子どもを育てながら働いてきた経験から、ワーク&ライフマネジメント、リカレント研修、女性活躍推進アドバイザーとしてお互いの価値観にとらわれず、同感しなくても共感し合える組織作りを目指して活動中。

著書:才能を伸ばす人が使っているコミュニケーション 増補改訂版 ペンコム出版社

保有資格:
・アンガーマネジメントファシリテーター
・アンガーマネジメントアドバイザー
・LEGO(R)SERIOUSPLAY(R)メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ