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「火事や事故を招くことも」 『花火』をする前に知っておいて…やってはいけない場所とNGな処分方法とは

  • 2025.7.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

涼しい夏の夜空を彩る花火は、子どもから大人まで誰もが楽しみにしている風物詩です。しかし、花火を安全かつ周囲に迷惑をかけずに楽しむためには、マナーを守ることが大切です。また、使用後の花火の処分についても正しい知識をもっておかないと、思わぬトラブルや環境への悪影響を招くこともあります。

この記事では「花火をする時のマナー」と「使い終わった花火の処分方法」について、注意すべきポイントを解説していきます。

花火を楽しむための基本マナー

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

花火は火や火薬を使う遊びであるため、火災のリスクやケガの危険性が存在します。また、花火の煙や音が気になる場合も。地域のルールや周囲の人への配慮が必要です。

多くの自治体では、公園や海などでの花火の使用が禁止されていたり、指定された場所や時間帯に限られていることが一般的。これは消防法や公園管理条例に基づく安全確保のためです。また、住宅が密集した場所や交通量の多い場所での火災や事故を招きやすいため避けたほうがよいでしょう。

そのため「少しだからいいだろう」「静かにしていたらバレないだろう」という気持ちで、禁止された場所や時間に花火をするのはNGです

花火の使用が許可されている場合でも、周囲に燃えやすい葉っぱや乾いた草が多い場所での花火は火事の原因になりやすく、十分な水や消火器具の準備が必須。また、小さな子どもがいる場合は、目を離さず安全に配慮することが求められます。

こうしたマナーは、自分自身の安全だけでなく、周囲への気遣いとして欠かせないものです。

花火後の正しい処分方法と環境への配慮

花火を終えた後の処分も重要なポイントです。使用済みの花火はそのまま放置すると火災の原因になるほか、自然環境を汚染する危険もあるため、適切に処理しなければなりません。

基本的には、完全に火が消え、冷めていることを確認してからゴミとして捨てることが重要です。特に火薬の残った状態では、捨てる際に引火する恐れがあります。安全のために、水に浸けて火薬を完全に消火してから処分する方法が推奨されています。

また、花火の包装紙やプラスチックの部分は自治体のゴミ分別ルールに従って分別処理しましょう。花火のゴミは燃えるゴミとして扱われることが多いですが、地域によって異なる場合がありますので、事前に確認することが大切です。こうした処分ルールを守ることで、町の清掃が円滑に進み、次に利用する人も気持ちよく使うことができます。

さらに、花火のカスが自然に落ちてしまうため、使用後はしっかりと周囲の清掃も行いましょう。

周囲への気遣いと、安全な使用で楽しい思い出に!

花火は夏の風物詩として多くの人に喜びをもたらす素敵なイベントです。しかし、その安全性と周囲への配慮があってこそ、安心して楽しめるものということを忘れてはいけません。火の取り扱いや周囲への気配り、そして使い終わった後の処分までしっかりとマナーを守ることで、みんなが気持ちよく花火を楽しめる環境を保つことができます。

今回ご紹介したポイントは、誰でも簡単に実践できることばかりなので、安心・安全にみんなで夏の花火を楽しんでくださいね。


監修者:鮎永麻琴元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。