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医師「なるべく避けて」 サンダルを履くと『かかと』が気になる…かかとがカサつく“NG習慣”とは【医師の監修】

  • 2025.7.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

暑い季節になるとサンダルを履く機会が増えますよね。でも、サンダルを履くとかかとのカサつきが気になる…と悩む人も少なくありません。かかとのカサつきやひび割れは見た目にも気になるし、気分まで下げてしまいます。実は、無意識のうちにやっているNG習慣が原因かもしれません。

医師も「なるべく避けてほしい」と警鐘を鳴らすかかとガサガサの原因と、適切なケア方法について詳しく解説します。

かかとがガサガサになる原因とは

かかと乾燥のよくある原因には、まず「摩擦・圧迫」があります。例えば、かたくて窮屈な靴を長時間履いていると、かかとに負担が集中し角質が硬くなり割れやすくなります。サンダルやヒールの使用も同様の影響があるため、適切な靴選びが大事です。

さらに、「保湿不足」も大きな要因。特にこの時期はエアコンなどで室内が乾燥しています。お風呂上りの保湿ケアを怠ると、かかとはあっという間にカサついてしまいます。おすすめはセラミドや尿素が配合されたクリームを使うこと。これらの成分は肌の保湿力を高め、角質の柔軟性を保ちます。

最後に、もしかかとの乾燥がひどくてひび割れが痛む、赤みや腫れがある場合は、単なる乾燥ではなく皮膚疾患や感染症が疑われます。こういった症状があるときは自己判断を避け、皮膚科受診をおすすめします。

かかとケアの正しい方法と避けたいNG習慣

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、どうすればかかとのカサつきを防げるのでしょうか。まず大切なのは、サンダルを履くときの心がけです。サンダルは「なるべく短時間」にして、歩く際の負荷を分散するために柔らかいソールやクッション性のあるものを選ぶのがおすすめ。また、室内でも室外でも保湿は欠かせません。入浴後など、かかとがまだ湿っているうちに保湿クリームをたっぷり塗り込むことで、皮膚の水分蒸発を防ぎます。

さらに、角質ケアは週1回程度、専用のやすりやスクラブを使って優しく行うのが効果的です。無理に削りすぎると逆効果なのでNG。そして、かかとに負担をかけない靴選びも重要。つま先が狭すぎたり、かかとを押し付けるデザインの靴は避けて、適度なフィット感のある靴を選びましょう。

かかとケアは日々の習慣から

夏のファッションに欠かせないサンダルですが、履き方やケアの習慣を見直さないとかかとトラブルに悩まされることに。医師がアドバイスする「なるべく避けてほしいNG習慣」を知り、適切なケアを取り入れることが美しいかかとを保つポイントです。特に、保湿不足、過度の摩擦、裸足での長時間歩行は控えましょう

足元の健康を守ることは全身の健康にもつながります。自分の足に合ったサンダル選び、足を乾燥から守る保湿、適度な角質ケアをして、かかとのガサガサを正しくケアしましょう。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。