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医師「やらないで」 スキンケアしているのに消えない『大人ニキビ』→やってはいけない“NG習慣”とは?

  • 2025.7.7
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

せっかく丁寧にスキンケアをしているのに、なかなか治らない大人ニキビ。鏡を見るたびにため息が出てしまいますよね。実は、あなたの日常に潜む『やってはいけないNG習慣』が、せっかくの努力をムダにしているかもしれません。

この記事では、なぜ大人ニキビが消えないのか、その背景とNG習慣を医師の見解も踏まえてわかりやすく解説します。

やってはいけない!大人ニキビを繰り返すNGスキンケア習慣

大人ニキビは思春期のニキビと違い、ストレスやホルモンバランス、乾燥、生活習慣が大きく関係しています。まずは「なぜスキンケアしているのに治らないの?」という疑問に答えましょう。医師によると、ニキビを悪化させるNG習慣は、良かれと思ってやっているかもしれないことが多いそうです。

たとえば、過剰な洗顔は肌のバリア機能を壊し、逆に乾燥と炎症を誘発します。さらに、間違った保湿やニキビ専用商品を過信しているケースも多いです。スクラブ入りの洗顔料やアルコールたっぷりの化粧水は刺激が強く、肌荒れの原因になるので避けてください

また、手で顔を触ったり、ニキビを無理に押し出すのは大敵。これらの行為は炎症を悪化させ、跡が残る恐れもあります。さらに、メイクをきちんと落としきれていないことや、ファンデーションの使いすぎも毛穴詰まりの原因に。このようなNG行動が重なることで、スキンケアの効果が半減してしまうわけです。

生活習慣の見直しと正しいスキンケアのポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

大人ニキビには、スキンケアだけでなく生活習慣の改善も欠かせません。ストレスや睡眠不足、不規則な食事はホルモンバランスを崩し、肌のターンオーバーを乱すことでニキビを悪化させます。

食事では脂っこいものや糖質の過剰摂取を控え、ビタミンCや食物繊維を多く含む野菜や果物を取り入れましょう。十分な水分補給も重要です。さらに、睡眠は肌の修復に直結しますので、質の良い睡眠を心がけてください。

正しいスキンケアでは、「優しく洗う」ことが一番。朝晩の洗顔は泡で包み込むように行い、すすぎはぬるま湯で。洗顔後は肌がまだ少し湿っている状態で、低刺激の保湿剤を使ってしっかり水分を閉じ込めることがポイントです。ニキビ用の治療薬や化粧品を使う際は、医師や薬剤師と相談して、自分の肌状態に合ったものを選びましょう。

<医師のポイント>大人ニキビができやすい肌質の人は、思春期のニキビの原因になりやすい脂性肌とは違い、乾燥肌やインナードライの人が多いです。洗顔のしすぎは逆効果なので、丁寧なスキンケアができると良いでしょう。

大人ニキビを根本から改善するために気をつけたいこと

まとめると、スキンケアの際に「こすらない」「過剰な洗浄をしない」「ニキビを触らない」ことが大前提。加えて、睡眠・ストレス管理・バランスの良い食事など生活面の見直しも不可欠です。

身近なケアを見直すだけで、肌の状態は確実に変わってきます。自己流のケアや間違った商品選びをやめて、肌にやさしいシンプルな生活習慣を送りましょう。大人ニキビをあきらめず、正しい情報と習慣でつるつるの肌を目指してくださいね。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。