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医師「逆効果です」→ 実は“そのフェイスパックの使い方”、間違ってるかも…効果を台無しにする“NG行動”とは?【医師が監修】

  • 2025.7.6
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

肌の保湿や美白を期待して、フェイスパックを愛用している人は多いですよね。お風呂上がりやスキンケアの仕上げに、シートをピタッと貼ってじっくりケアするのはとても気持ちいいものです。でも実は、良かれと思って続けているその行為が、逆に肌トラブルの原因になったり、フェイスパック本来の効果を半減させてしまっていることがあるんです。

今回は、医師の見解も踏まえて『やってはいけないNG行動』を解説。知らず知らずに肌に負担をかけてしまう前に、正しい使い方を見直してみませんか?

知らないと怖い!フェイスパックの効果を左右するNG行動の実態

フェイスパックは肌に潤いを与えるだけでなく、美容成分を肌の奥まで届けやすくする便利なアイテム。しかし、使い方を誤ると肌がかえって乾燥したり刺激を感じやすくなったりと、逆効果になることがあります。

例えば、長時間パックを貼ったままにすること。多くのフェイスパックは15〜20分程度の使用を推奨しているのに、ついゆっくりしたくて30分以上貼りっぱなしにしてしまう人は要注意です。シートが乾いてしまうと逆に肌から水分を奪ってしまい、乾燥や赤み、痒みといった炎症を招くことがあるのです。

さらに、同じ日に何度も使うと、肌に負担をかける可能性があります。特にアルコールや香料が含まれるものは、敏感肌の人に刺激が強すぎる場合があります。フェイスパックを使用する際は、自分の肌質や症状に合わせた製品選びも重要なのです。

また、洗顔後すぐに水分を拭き取らず、肌が濡れたままパックを貼るのも気をつけたいポイント。湿った肌にシートがしっかり密着しないため、軽く水気を押さえてから使うのがベターとされています。

もっと上手に使うためのコツと医師がすすめる正しい習慣

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

商品によりますが、効果の高いものは週に2〜3回程度の適度な頻度で使うのが理想的。毎日使い続けると、肌のバリア機能が逆に落ちてしまう恐れがあります。特に敏感肌や乾燥肌の人は、無添加や低刺激の製品を選び、使う前にパッチテストをして肌トラブルを防いでください。

さらに、フェイスパックの下地となるスキンケアも重要です。洗顔後は化粧水で肌を整えてから使うと浸透力がアップし、効果的に保湿できます。加えて、フェイスパックをはがした後は乳液やクリームでしっかり保湿して、肌の水分を閉じ込めるケアを忘れずに行いましょう

最後に、フェイスパックは保管方法にも注意が必要です。直射日光や高温多湿を避けて涼しい場所に置くことで、成分の劣化を防ぎ安定した効果を保てます。

<医師からのポイント>パックを乾燥させてしまうのはNG。つけたまま寝てしまうことがないようにしましょう。

一歩間違えると肌ダメージに!フェイスパックと上手に付き合う秘訣

フェイスパックは正しく使えば、肌に嬉しい潤いと美容効果を与えてくれる強い味方です。でも、間違った使い方は「逆効果」という怖い落とし穴があることを忘れてはいけません。長時間の放置や頻繁すぎる使用、強すぎる成分の選択などは、せっかくのケアの成果を半減させてしまいます

肌の調子を見ながら適切なタイミングで上手に取り入れ、やさしい使い方を心がけることが大切です。何よりも大切なのは、自分の肌の声に耳を傾けること。赤みやかゆみ、違和感を感じたらすぐに使用を中止し、肌に合ったケア方法を探しましょう。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。