【マナークイズ】お椀の蓋、取り皿代わりに使うのはOK？NG？

和食や割烹料理店で提供された汁物などの『お椀』。取り皿がない場合、お椀の蓋を取り皿に使う場合もありますが、マナーとして問題ないのでしょうか？

今回はそんな和食のテーブルマナーに関する疑問について、クイズ形式で出題するのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

マナー違反になる？ならない？

家庭料理やカジュアルな場面では問題ありませんが、格式の高い場面や会食などで使いたい和食のマナーはたくさんあります。

例えば、お椀に蓋がついてきた場合は、蓋の裏側を上にして料理の奥に置くのが一般的なマナーといわれています。汁物とご飯がどちらも蓋がついて状態で提供された場合には、汁椀の蓋は右側、飯椀の蓋は左側に置くのがマナーとされています。蓋の裏側を下にしてしまうと、料理の蒸気によってできた水滴が、お盆や机に垂れてしまう恐れがあるため、やらないようにしましょう。

さて、取り皿などがない場合、ついてきたお椀の蓋を取り皿にするのはよいのでしょうか？

 

正解は…

 

 

「蓋を取り皿の代わりに使ってもOK」です。

手で持てない大きなお皿の場合や、こぼれてしまいそうな料理の場合、蓋を取り皿に使ってもマナー違反にはなりません。料理を口に運ぶまでに、ボロボロとこぼしてしまうほうが行儀が悪く見えてしまいます。取り皿代わりに使用し、口元まで近づけたうえで、こぼさないように料理を食べましょう。

マナーを知ってスマートな食事を

お椀の蓋を取り皿代わりに使うこと自体は、基本的に問題ありません。ただし、蓋の形や素材によって使いやすさが異なるため、載せる料理の量や種類には注意が必要です。

その場の状況や一緒に食事をする人によって、スマートな食事を心がけましょう。

 

※本記事は、過去に監修を受けて制作された記事をもとに、編集部にて再編集したものです。
※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。