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『ピーマンの種』は捨てないで!→実は“驚きの健康効果”があった…プロがすすめる“美味しい食べ方”とは?【フードコーディネーター監修】

  • 2025.7.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ピーマンを調理するとき、毎回「タネは取るべきか食べてもいいのか?」と迷ったことはありませんか?

独特の苦味が気になるという人も多いですが、実はこのタネ、とても興味深い特徴を持っているんです。

この記事では、そんな“ピーマンのタネ問題”にスポットを当て、健康への影響や食べ方のポイントをわかりやすく解説していきます。意外なメリットがあることに驚くかもしれませんよ!

見落としがちだけど知っておきたい!ピーマンのタネの特徴と疑問点

ピーマンの果肉は食べるけれど、皆さんが迷うのが中にある白い“タネ”

料理の際に「苦そう」「食感が気になる」と取り除くことが多いですよね。では、そもそもピーマンのタネは食べて大丈夫なのか?何か健康に良いことはあるのか?一方で害はないのか?この辺りは意外と知られていません。

結論から言うと、ピーマンのタネは食べても問題ありません。実際、植物のタネは栄養面で注目されることも多く、食物繊維やビタミン、ミネラルなどが含まれています。ただしし、ピーマンのタネ特有の苦味や渋みが気になる人も少なくありません。そのため食感や味の好みで取り除かれることが多いのです。

また、ピーマンのタネは消化に負担がかかるのではないかと心配されることもありますが、健康な人であれば基本的に問題ありません。むしろ種そのものは、体に害になる成分は含まれていませんので、安心して食べられます。

もっと知りたい!ピーマンのタネの栄養価や調理法の工夫

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

では、ピーマンのタネにはどんな栄養素があるのでしょうか?

種と呼ばれる部分は、実は食物繊維が豊富に含まれているほか、ビタミンCやカリウムといった栄養素が、果肉と同様に含まれています。これらは体の免疫力アップや血圧のコントロールに役立つ重要な成分です。

また植物のタネは種子油やタンパク質、抗酸化成分を含むものもあり、ピーマンのタネも多少はそうした栄養素が一部含まれていることが知られています。そのため、カロリーを気にしない場合は、あえて種を残して調理するのも選択肢です。

調理する際のコツとしては、タネの苦味や渋みを抑えたい場合は、しっかり加熱することや下茹で、炒めるなどの調理方法がおすすめです。例えば、細かく刻んでからトマトソースやスープに加えたり、オムレツや炒め物に混ぜ込めば食感も気にならず美味しく摂り入れられますよ。

一方で、食感や苦味を楽しみたい方は、種を残して調理するのもひとつの方法です。特に種の苦味は大人の味覚をくすぐり、料理に深みを与えるアクセントにもなります。

ピーマンのタネは“食べる派”も“取る派”も、あなたのお好み次第!

ピーマンのタネに関する疑問はよく聞きますが、フードコーディネーターの視点からは「食べても問題なし!」が答えです。豊富な栄養素も含む一方で、苦味や食感に違和感があれば取り除くのも問題ありません。

つまり、タネを食べるか取るかは、お好みや料理の仕方で、自由に選択してOKということなんです。

最近では健康志向の高まりから、野菜を余すところなく食べる動きも増えています。そんな中でピーマンのタネも、工夫次第で美味しく摂り入れられます。この機会にぜひ、ピーマンを使った料理で、タネを調理するか考えてみてはいかがでしょうか。新しい発見ができるかもしれません!


監修者:初崎 麻衣(Instagram / Facebook
フードコーディネーター・フードスタイリスト。
フードビジネススクール「チュ・ア・レゾン」卒業後、サラダボウル専門店のメニュー監修、調理家電のメニューブックや記事の監修、キッチンツールの監修など、食を通じた企業とのコラボレーション活動を行っている。