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【敬語クイズ】「ご覧になられる」は敬語として正しい?正しくない?意外と知らないかも…

  • 2025.6.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

敬語は日本語の中でも特に難しいポイントのひとつですよね。その中でも「ご覧になられる」という表現を聞いたことはあるでしょうか?一見すると丁寧で正しい敬語のように感じるこの言葉ですが、実は使い方に注意が必要です。

今回は、「ご覧になられる」が敬語として正しいのかどうか、その理由や正しい敬語表現についてクイズ形式で出題するのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

「ご覧になられる」は正しい敬語?

「見る」の尊敬語は「ご覧になる」ということをご存じの方は多いでしょう。取引先や上司やお客さんに何かを見てほしい、見たことがあるかなどを尋ねる際に「ご覧になられますか?」「ご覧になられましたか?」と言う表現を耳にすることがあります。

これは敬語の表現として正しいのでしょうか?

 

正解は…

 

 

実は二重敬語のため誤った表現なのです。同じ種類の敬語を重複して使用する『二重敬語』と言われる表現です。敬語に慣れていなかったり、丁寧に話そうという気持ちから誤って二重敬語を使ってしまうケースは少なくないはず。

「ご覧になられる」は、見るの尊敬語が「ご覧になる」なので、何もつけずにそのまま「ご覧になる」を使うのが正解。同じ尊敬語の「~れる」「~られる」と一緒に使うことはできません。他にも「お召し上がりになられますか?」「お帰りになられる」なども二重敬語になってしまいます。良かれと思った言い回しがかえってくどくなってしまわないよう、注意しましょう。

敬語の基本を押さえて自然な言葉遣いを目指そう

「ご覧になる」だけで十分丁寧な尊敬語になりますし、必要に応じて「ご覧いただく」など謙譲語を使う方が自然で適切です。敬語は日本語のコミュニケーションで欠かせない要素ですが、間違った使い方が意図しない印象を与えることもあります。

正しい敬語を身につけて、相手に伝わりやすく失礼のない言葉遣いを心がけましょう。

 

※本記事は過去に公開した記事を元に制作しています。
※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。