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コップをテーブルに置いたまま、ストローで飲んでない?→『ストロー』を使うとき“気をつけたいマナー”とは?【プロの監修】

  • 2025.6.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ストローを使って飲み物を飲むとき、ついしてしまいがちな行動が、実はマナー違反になっているかもしれません。

普段のちょっとしたしぐさが、上品さや常識を問われる場面も…。
今回は、知らずにやってしまいがちなNGマナーと、知っておくとスマートに見えるストローの正しい使い方をご紹介します。

1、グラスを持たずに、テーブルに置いたままストローを吸う

グラスをテーブルに置いたままドリンクを飲んでいませんか?

グラスを手に持たずに、顔を近づけてストローで飲むと、姿勢が崩れてしまい見た目がよくありません。行儀も悪く見えマイナスイメージになってしまいます。

ストローでの正しい飲み方は、⁡指を揃えてグラスを持ち、グラスを持たない方の手をストローに添えるとよいでしょう。

2、ストローの先端を噛む

ストローで飲んでいると、ついストローを噛んでしまうクセはありませんか?ストローを噛むと、先端がペシャンコになり見た目が汚くなってしまいます。

また、噛むとストローの先が尖ってしまい、口元を傷つける可能性も…。ストローは噛まないようにしましょう。

3、ストローで音を立てて飲む

ストローで飲むときはできるだけ音を立てないのがマナー。特に、飲み終わりのときに勢いよく吸うと「ズズズッ」と音が出やすいので注意が必要です。

ドリンクが少なくなってきたら、グラスを傾け、勢いは控えめにグラスの中身を見ながらゆっくり吸いましょう。

紙パック飲料を飲むときのポイント

紙パック飲料は、ストローで吸うとパック内が真空状態になり、口を離したときにと大きな音がして恥ずかしい思いをすることも…。

最近では、紙パック飲料をストローで飲むときに音が鳴りづらくなっているストローもあります。『エチケットストロー』と呼ばれ、ストローに溝のような縦筋が入っています。このストローを使えばストローと紙パックの間に隙間ができ、真空状態を防げるので音が鳴りづらいという仕組みです。

エチケットストローではなかったときやそれでも音が鳴る場合は、ストローを差したときにグルッと回すようにして差し込み口を少し広げておくのがオススメ!この方法でも、ストローとパックの間に空気が入る隙間ができて、音を防げますよ。

グラスにストローが2本?一体、何に使うの?

飲食店やパーティーなどで2本のストローが添えられているドリンクを見たことはありませんか?この2本のストローは、飾りではなく、ストローの太さによりいろいろ役割があります。

普通の太さのストローが2本添えられている場合

この場合、1本は予備のストローです。

ドリンクの種類によって、果肉などが入っているドリンクもあり、詰まってしまう可能性もあります。もし、1本のストローが詰まってしまっても、もう1本で飲み続けることができるようにといった配慮のストローなのです。

細いストローが2本添えられている場合

こちらはカクテルに多いのですが、かき混ぜるマドラーとしての役割があります。

「ステアリング・ストロー」と呼ばれ、特にフローズンカクテルなどは、氷が溶けると成分が分離しやすいため、ストローでかき混ぜて飲みます。

この細いストロー、2本同時に使用して飲むということもありますが、あまりにも細いので飲みにくさを感じることも…。そのため、マドラーとして使用するだけにとどめ、グラスに直接口をつけて飲んでOKです。

ストローの使い方のマナーもしっかり覚えて!

何気なく使っているストローにもマナーがあります。無意識でしている行動が恥ずかしい印象を与えてしまうこともあるので、正しい所作を身につけておくことは、大人のたしなみとしても大切です。

次にストローでドリンクを飲むときには、ぜひ意識してみてくださいね。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。