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娘「ママ、お弁当忘れた(泣) 」びしょ濡れで駆けつけた母。「最悪な日だ」と思っていたけど

  • 2025.6.2

「お弁当忘れた! 」通勤中にかかってきた、半泣きの娘からの電話。
急いで引き返し、雨の中びしょ濡れで学校へと向かいます。
「今日は最悪の日だわ」そう思っていたのに――?

画像: 娘「ママ、お弁当忘れた(泣) 」びしょ濡れで駆けつけた母。「最悪な日だ」と思っていたけど!?

「ママ、お弁当忘れちゃった、、、!」

ある朝のことです。
中学生の娘を送り出し、いつものようにドタバタで家を出て、職場へ向かいました。

「ふぅ~、今日もギリギリ間に合いそうだわ」
通勤ラッシュで混雑するホームで電車を待っていると、ポケットの中でスマホが震えました。
見ると、娘からの着信。

何かあったのかしら、と出てみると、受話口から半泣きの声が聞こえてくるではありませんか。
「ママ、お弁当、忘れちゃった! どうしよう……」
「あちゃー!」

最悪な日

朝の慌ただしさの中で、せっかく用意したお弁当をカウンターテーブルに置いたまま、娘に持たせるのを忘れていたのです。

不幸中の幸い、今日は業務が立て込んでいないので、なんとかなりそう。
私は会社に遅刻の連絡を入れ、そのまま家に引き返すことにしました。

しかし、今日はあいにくの強い雨。
傘はあったものの、服の裾はすでにびしょ濡れです。
こんなお天気の中、行ったり来たりして、私は何をやっているのだろう……。
「今日は最悪な日だわ」と落ち込みながらも、娘のために急ぎ足で学校へ向かいました。

娘の笑顔を見て

学校に到着し、事務室に声をかけて娘を呼んでもらいました。
しばらくして教室から走ってきた娘に、すっかり冷たくなってしまったお弁当を手渡します。
「ごめんね、ママうっかりしてて」

すると娘は、ニッコリに笑って、こう言うではありませんか。
「でも、ママが来てくれて、学校で会えるなんて嬉しい!」

思わぬ娘の一言に、思わず吹き出してしまった私。
「もう、何言ってるのよ! ママ大変だったんだからね~!」

娘も、慌てて困っていたところ、母親の顔を見て安心したのかもしれません。
私も学生だった頃、親と学校で会うことが、なんだか非日常的でワクワクしたのを覚えています。

それにしても、雨に濡れた全身の不快感も、会社に遅刻してしまうという焦りも、娘の笑顔ですべて吹き飛んでしまうのですから、我ながら単純ですよね。

まとめ

子育てをしていると、大変なことも多くありますが、娘の笑顔を見ると、それだけで幸せな気持ちになってしまいます。
だから母親って、やめられないんですよね。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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