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『ONE PIECE』覇王色の覇気を持ってるのに…残念な最強キャラ【2選】

  • 2025.7.18

 

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Google Geminiにて作成(イメージ)

『ONE PIECE』に登場する“覇王色の覇気”は、まさに“王の資質”を持つ者にのみ与えられる特別な力。歴史に名を刻む数々の猛者たちが備えるこの覇気は、物語においても非常に重要な役割を果たしています。

しかし、その“選ばれし力”を持っていながら、なぜか報われなかったり、実力に見合った評価を得られなかったりするキャラクターも存在します。

今回はその中から、カタクリとボア・ハンコックという2人の“覇王色の覇気を持ってる残念な最強キャラ”を掘り下げていきます。

※本記事には『ONE PIECE』111巻までのネタバレを含みます。

シャーロット・カタクリ

ビッグ・マム海賊団の三将星の一角、シャーロット・カタクリは、“最強キャラ”としての要素をいくつも兼ね備えた実力者。見聞色の覇気を極め、武装色の覇気も自在に操り、さらには覇王色の覇気までも習得。部下たちからの信頼も厚く、兄としてもリーダーとしても申し分のない存在です。

そんな彼が敗れたのは、まだ“四皇の壁”を越えていなかったルフィ。これは単なる力比べの結果ではありません。戦いの中で見聞色を覚醒させ、満身創痍になりながらも立ち上がり続けるルフィの“意志の力”が、完璧主義だったカタクリの心を動かしたのです。

カタクリは、自らのプライドを捨て、ルフィに真正面から向き合い、そして敗北を受け入れました。実力では圧倒的だったにもかかわらず、最後には追い抜かれてしまう姿。その“敗北の美学”に、多くの読者が心を打たれたのではないでしょうか。

覇王色の覇気を持ちながら敗北した“残念な最強キャラ”――それがカタクリです。

ボア・ハンコック

一方で、まったく異なる理由で“惜しい”とされているのが、九蛇海賊団の船長にして女ヶ島(アマゾン・リリー)の皇帝、ボア・ハンコックです。

彼女もまた、覇王色の覇気を持つ強者であり、石化能力を持つメロメロの実の力、そして圧倒的な美貌を武器に、敵を寄せつけないカリスマ性を誇ります。

しかし、そのハンコックも“理不尽な敗北”を経験しています。世界政府による七武海制度の撤廃と、それに伴う包囲作戦。そして、セラフィムという新兵器の出現。アマゾン・リリーは窮地に追い込まれ、さらには四皇・黒ひげが介入する事態に。

ハンコックは石化能力で海軍の追手を退けますが、黒ひげに敗北寸前まで追い詰められます。最終的に、元ロジャー海賊団副船長・シルバーズ・レイリーの登場と、コビーの犠牲によって辛うじて事態を収拾できましたが、ハンコック自身の力だけでは状況を覆すことができませんでした。

さらに彼女の場合、どうしても“戦闘力”よりも“ビジュアル”が先行して評価されがちです。“恋する乙女”や“美の暴君”といったイメージに隠れ、彼女が持つ本質的な強さが過小評価されているのです。

その結果、ハンコックは“最強でありながらも評価されづらい”という、“華やかすぎる呪い”を背負った存在となっています。

まとめ

覇王色の覇気は、“王の器”を持つ者に与えられる特別な力。しかし、それを持っているからといって、戦いに勝てるとは限りません。

カタクリはルフィに敗れ、ハンコックは黒ひげの前に屈しかけた――どちらも、力だけではどうにもならない“運命”や“立場”に阻まれた、ある意味“報われなかった覇王”なのです。

今後、物語が進む中で新たにこの力を得るキャラクターは誰なのか。覇王色の真の意味とは何なのか。注目していきたいところです。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
参考動画:【驚愕‼️】助っ人はカタクリ!!四皇麦わらのルフィvsカタクリの後に最強の覇王色を纏いルフィの仲間になる面白い雑学と感想【ワンピースのヤバい雑学】【ONE PIECE FILM RED】麦わらの一味