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「全世界が震えた」「二人でしか成立しない」実写化作品で“キャスティング”に称賛殺到する“異例事態”…原作ファンも熱狂のワケ

  • 2025.7.10

一目見た瞬間に、心を奪われる瞬間。
近づけば近づくほど、壊れてしまいそうになるような、激しい想い――。

そんな“危うい恋”の熱量を、美しく、激しく、そして痛々しいほどに描き出したのが映画『溺れるナイフ』です。煌びやかな東京から田舎町に移り住んだ少女と、地元で圧倒的な存在感を放つ少年の出会いは、ただの初恋では終わりません。

『溺れるナイフ』は、青春の儚さと恋の衝動を、包み隠さず映し出す異色のラブストーリーです。

異色のラブストーリー『溺れるナイフ』

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(C)SANKEI
  • 作品名(配給):『溺れるナイフ』(ギャガ)
  • 公開日:2016年11月5日

あらすじ

原作は、講談社“別冊フレンド”に連載された、ジョージ朝倉による人気少女漫画です。監督は『5つ数えれば君の夢』の山戸結希がメガホンを取った作品です。

物語は、東京でモデル活動をしていた15歳の少女・望月夏芽(小松菜奈)が、家族の都合で和歌山の浮雲町へ引っ越してくることから始まります。

新しい生活に戸惑う望月夏芽(小松菜奈)は、地元で神の血を引くとされる少年・長谷川航一朗(菅田将暉)との出会いをキッカケに、少しずつ距離を近づけていきます。圧倒的なカリスマ性を放つコウに強烈に惹かれた夏芽は、やがて彼と心を通わせていきますが、ある事件をきっかけに、彼女の心は深く傷ついてしまうのでした――。

それでもコウへの思いを断ち切れず、ふたりの関係は激しく揺れ動いていく…。純粋な“恋”というよりも、“本能”でぶつかり合う青春を描いています。

“恋”を超えた、本能のぶつかり合い

『溺れるナイフ』が描くのは、誰もが経験するような優しい初恋ではありません。それは、破裂寸前の感情をぶつけ合い、時に傷つけ合うような、情熱的なものでした。

特に、望月夏芽(小松菜奈)長谷川航一朗(菅田将暉)の関係性は、相手を求めすぎるがゆえの衝動が描かれており、観ている側にも緊張感を与えます。

SNSでは、「10代の恋愛をここまで暴力的に描くなんて…美しすぎて怖い」「言葉にならない感情が押し寄せた」といった感想が多数寄せられています。一方で、「感情が強すぎて共感できなかった」「後味が悪い」といった否定的な声も寄せられていました。

しかし、そうした反応すら“この作品の熱量の証拠”とも言えるでしょう。

小松菜奈と菅田将暉の圧倒的な存在感

『溺れるナイフ』で強烈な印象を残したのは、やはり主演の2人――小松菜奈さんと菅田将暉さんです。

夏芽役の小松菜奈さんは、内に炎を抱えた少女の揺れ動く感情を繊細に表現し、コウ役を演じた菅田将暉さんは、神秘的で危険な存在感を纏いながら、複雑な内面を見事に体現しました。

SNSでは「主演をあの2人にしたのがまず神」「溺れるナイフ圧倒的に原作が好きだけど実写映画は主役二人のキャスティングは神だよな」「全世界が震えた神コンビ誕生の瞬間」「原作が神すぎて実写化どうなんって思ってたけど尊い以外の感情ない」「二人でしか成立しない映画と2人のキャスティングに原作ファンからも絶賛の声が続出。

漫画作品を映画やドラマにする際、最も注目を集めるといっても過言ではないキャスティング。注目を集める分、原作ファンからの厳しい声も多くなりがちです。しかし、本作に至ってはあまりにもハマり役なお二人に「ふたりの間に流れる空気が異様だった」「視線だけで物語ってる」と、演技に対する称賛も相次ぎました。

その完成度の高さから、演技力や作品の世界観再現においても高い評価を得ており、原作ファン・映画ファンの双方から熱い支持を集めています。

音と光、空気すらも演出する山戸結希の世界観

『溺れるナイフ』が唯一無二の作品となった理由の一つに、監督・山戸結希さんの独特な映像演出が挙げられます。

自然光を活かした幻想的な映像美、無音の静寂、急に差し込まれる大音量のBGMなど、視覚・聴覚の両面で“感情を揺さぶる”仕掛けが散りばめられています。

特に、ラスト近くの夏祭りのシーンでは、色と音の多彩な演出により、多くの視聴者が圧倒されたという感想を残しました。こうした演出は、説明しないことで“感情だけが残る”ように設計されており、まさに“体感する映画”とも言える作品です。

まとめ

『溺れるナイフ』は、10代の恋愛を通じて、人間の衝動・欲望・破壊性といった暗部にまで切り込んだ、異質で美しいラブストーリーです。

小松菜奈さんと菅田将暉さんの体当たりの演技、山戸結希監督の詩的で目に焼き付くような印象的な映像表現、そして青春の不安定さがすべて詰め込まれた一作。

恋愛という枠には到底収まらない“魂のぶつかり合い”を描いたこの作品は、多くの観客にとって、ただの青春映画では終わらない衝撃を与えました。

衝動的で、痛くて、でも目が離せない――。
そんな愛の形を、ぜひ一度体感してみてください。


※記事は執筆時点の情報です