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「イライラが止まらない」「救いようのないクズ」“ゲスすぎる快演”に憤慨する視聴者も…だけど「最高すぎ」“共感爆発”の名作ドラマ

  • 2025.8.5

ドラマや映画で聞いた、あのひと言――。登場人物の心の叫びや、何気ない会話の中に、思わずハッとさせられる言葉が紛れていることがあります。そんな“刺さるセリフ”は、作品をより深く印象づけ、観る人の心に強く残ります。

「わかりすぎてつらい」「これ、私の元カレじゃん…」そんな悲鳴混じりの共感がSNS上にあふれたドラマ『深夜のダメ恋図鑑』。深夜帯にもかかわらず注目を集めた本作は、恋愛に悩む女性たちにとって“共感の宝庫”でした。この記事では、そんなドラマ『深夜のダメ恋図鑑』の名セリフとともに、共感と笑いに満ちたその魅力を深掘りします。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。

※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

深夜のダメ恋図鑑とは?

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「2018カレンダーブック」の発売イベントに登場した馬場ふみか(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『深夜のダメ恋図鑑』(テレビ朝日系)
  • 放送期間:2018年10月6日〜12月9日

あらすじ

ドラマ『深夜のダメ恋図鑑』は、尾崎衣良さんの同名人気漫画を映像化とした作品。物語の主人公は、古賀円(馬場ふみか)千鳥佐和子(佐野ひなこ)福間千代(久松郁実)の3人の女性たち。 恋愛に悩みながらも、ダメ男に立ち向かい、互いに支え合いながら日々を乗り越えていく姿を描いています。

物語は1話完結型で進行し、それぞれの回で登場する“ダメ男”とのエピソードが痛快に展開されます。視聴者は、「こんな男いた!」と共感したり、「よく言った!」と拍手したくなるセリフに魅了される構成となっています。

ダメ男を一刀両断!視聴者の心を撃ち抜いたセリフ集

このドラマ最大の魅力は、何といっても登場人物たちの鋭すぎるセリフです。とくに視聴者からの反響が大きく、「本当にスカっとした!」「ビシッと言える佐和子が最高と、視聴者からの共感を受けたのが、千鳥佐和子(佐野ひなこ)と彼氏・国分諒(瀬戸利樹)との1シーン。

お互いに仕事で疲れているはずなのに、諒は家事などを全て佐和子に任せてしまいます。それでもきちんとこなす佐和子…。ある日諒にワイシャツのアイロンを頼まれた佐和子が、今週は忙しくてアイロンができないから自分でクリーニング持っていってと伝えると、諒は信じられない言葉を浴びせます。

佐和子がちゃちゃっとアイロンかければ済むことじゃん!佐和子鬼嫁かよ(第1夜)

それまではかいがいしく諒のお世話をしていた佐和子。その一言に堪忍袋の緒が切れて、放った一言がこちら。

諒くん仕事だけしてそんなに疲れちゃうの?(第1夜)
仕事しかしてない人間がいったい何してそんなに疲れるの?まさか…息?(第1夜)

SNSでは「ダメ男に悩む友達に送りたい」「このセリフ、ぐうの音も出ない…!」「最高すぎ」と話題になり、「イライラが止まらない」「救いようのないクズ」と見事な快演のあまり憤慨する視聴者も見られました。

また、古賀円(馬場ふみか)が法事で帰省した際に、従兄弟が放った失礼な発言に対しても、SNSでは「全国の彼女たちの代弁者」「円の言い方がまた最高」と、反響を呼びました。

若い子のほうが絶対いいですよね。だってそのほうがバカがばれなくて済みますもんね(第9夜)

一刀両断するようにハッキリと気持ちを伝える円への称賛が多く見られました。こうしたセリフは、ただの“暴言”ではなく、自分の価値を守る言葉として、多くの視聴者に支持されたのです。

「深夜枠」で放たれたリアルな共感

深夜ドラマでありながら、SNSで毎週トレンド入りするなど話題性抜群だった本作。 1話約15分という短さもあってテンポがよく、観やすい構成となっていました。

「これってあるある!」と共感できる“日常シーン”が多かったからこそ、視聴者ものめり込める作品になったのではないでしょうか。

また、原作漫画も累計発行部数が200万部を突破し、ドラマをきっかけに改めて注目を集めることになりました。“恋愛あるある”と“痛快セリフ”のミックスは、ドラマと原作の両方に追い風を与えたのです。

まとめ

ドラマ『深夜のダメ恋図鑑』は、“あるある”が詰まった共感型ドラマです。 その魅力は、ダメ男に立ち向かう女性たちのリアルな怒りと、自分自身を取り戻すようなセリフの数々にあります。

SNSでは、「旦那が震え上がってた」という声が見られ、男性陣にも刺さる内容であることがうかがえます。

深夜ドラマという枠を超えて、女性たちの本音を代弁する本作は、まさに“刺さるセリフの宝庫”。傷ついた夜に、ふと見返したくなる。そんな不思議な力を持つ名作です。

行き場のない悲しい気持ちを優しく溶かしてくれる“スカっと”するセリフを、ご覧になってみてはいかがでしょうか。


※記事は執筆時点の情報です。