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【管理栄養士監修】からあげに『レモン』かけるorかけない 管理栄養士の見解はどっち?

  • 2025.6.24
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

からあげには「レモンをかける派」と「かけない派」、どちらも根強いファンがいますよね。揚げたてのジューシーなからあげに、レモンの酸味が合わさるとさっぱりして美味しい。でも、実は味の好みだけでなく、栄養面や体への影響にも違いがあるんです。

今回は、管理栄養士の視点から「からあげにレモンをかけるメリット」や「注意点」について、わかりやすくお伝えします。

レモンに含まれる栄養素について

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

レモンには以下のような栄養素が含まれています。

  • ビタミンC:皮膚や粘膜の健康を保ち、コラーゲン生成をサポート。抗酸化作用があり、生活習慣病予防にも◎。
  • クエン酸:酸味のもとで、疲労回復を助けるほか、消化を促進し鉄やカルシウムの吸収もサポート。
  • ポリフェノール:皮に多く含まれる成分で、抗酸化作用があり美容や健康維持に役立ちます。

からあげにレモンをかけると何がいいの?

からあげは脂質が多く、食べすぎると胃がもたれたり、カロリーが気になるという人も多いはず。ここにレモンをかけると、クエン酸の働きで消化をサポートしてくれます。

また、ビタミンCが鶏肉に含まれる鉄分やカルシウムの吸収を助けたり、さっぱりした酸味で油っこさを和らげるなどの効果も期待できます。栄養面でも、味のバランスでも、レモンのちょい足しは意外と理にかなっているんです。

一方で注意点もあります。レモンの酸によって、せっかくのカリッとした衣がしっとりしてしまうことも。かけすぎると食感が損なわれるので、「少しだけかける」「食べる直前にかける」などの工夫がおすすめです。

また、酸味が強いため、胃が弱い方や胃酸過多の方は量に注意しましょう。

レモンでさっぱり、美味しく食べよう!

まとめると、からあげにレモンをかけるかどうかは、単なる好みの問題にとどまらず、栄養や消化のサポートという意味でもひとつの選択肢になります。


ビタミンCやクエン酸による健康効果をうまく取り入れつつ、食感や味のバランスを楽しむ工夫が、からあげをもっと美味しく、そして体にやさしくしてくれるはずです。次にからあげを食べるとき、「レモン、少しかけてみようかな?」そんな気持ちになってもらえたら嬉しいです。


監修者:陽南(はるな)
管理栄養士×ヨガインストラクター

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女子栄養大学卒業。3人兄弟の母。
オンラインを中心にママ向けヨガインストラクターとして、「自分の時間も大切にしていい」と思える心と体づくりをサポート。
埼玉を拠点に、地域のママたちが集えるコミュニティで、親子ヨガやリラックスヨガを通し、ママが素の自分でいられる居場所づくりを大切にしています。
ヨガスクール「ママニティカレッジ」認定講師としても活動中。
https://lit.link/haruna00yoga