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りんごの皮、そのまま食べる?剥いてから食べる? 管理栄養士に理由も含めて聞いてみた

  • 2025.6.18
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みなさんは、りんごを食べるときに皮を食べますか?それともむいて食べますか?みずみずしい果肉はもちろん美味しいけれど、「皮を食べるべきか、それともむいて食べるべきか…」と悩んだことはありませんか?

そこで今回は、管理栄養士の視点から、りんごの皮を食べるかどうかの疑問に答えていきます。

「りんごの皮」を食べるか食べないか?

りんごの皮を食べるべきかどうかは、多くの人にとって意外と悩みの種です。なぜなら皮の部分には栄養が多い一方で、農薬やワックスの残留が気になるという声もあるからです。

実際に、りんごの皮にはビタミンCポリフェノールや食物繊維が豊富に含まれ、健康に良いとされる成分がたくさんあります。しかし、同時に農薬の使用が許可されている果物の1つでもあり、しっかり洗浄せずに食べると心配だという考えも根強いのです。それに加えて、皮の口当たりや味の苦手意識からむいて食べる人も多いでしょう。

では、具体的な栄養素と、どのように食べれば安全か説明していきます。

りんごの皮を食べる理由と安全に食べるコツ

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

管理栄養士の見解によると、りんごの皮には果肉と比べて多くの栄養素があるといいます。特に食物繊維が豊富で、便通の改善や血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できるそう。さらにポリフェノールも多く含まれ、抗酸化作用によって、老化や動脈硬化、シミの予防などにも期待されています。また、果肉の約1.5倍のビタミンCが含まれているので、皮をそのまま食べるほうが良いでしょう。

一方で、皮の農薬残留を避けるためには、流水で30秒以上洗い、場合によっては柔らかいブラシやスポンジで優しく洗いましょう。より安心したい方は、重曹水や専用の野菜・果物洗剤の活用もおすすめです。特に表面がベタつくタイプのりんごには有効です。

りんごはそのまま食べよう!

りんごの皮には健康にうれしい栄養素が豊富で、食物繊維や抗酸化物質がたっぷり含まれています。ただし、農薬や汚れのリスクを減らすために、しっかり洗うことが大切です。オーガニックや無農薬のりんごを選ぶのも賢い方法です。

今までなんとなく避けてきたという人は、これを機会にぜひ皮まで食べてみてくださいね。


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。