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「月15万円、昨年5月から借金生活…」“年金のみ”で暮らす60代男性の“リアル”とは?「生きるのに疑問」「不安しかない毎日」

  • 2025.6.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

年金だけでは暮らしていけない——。そんな声が日本各地から届いています。今回は、東北地方に住む60代男性・Cさん(仮名)の声をご紹介します。月15万円の年金で暮らすCさんの生活には、物価上昇や家族の事情が大きく影を落としています。

60代男性、月15万円の年金で生活

Cさんは現在、東北地方で長男夫婦と同居しています。収入は年金月15万円のみ。数年前まではなんとかやりくりできていたといいますが、昨年の急激な物価上昇を境に、生活が大きく傾きました。

「昨年の春まではギリギリ賄えていたが、物価上昇により昨年5月から支出が収入を上回り、借金生活に。」

加えて、同居する長男は3年前から体調不良により仕事ができず、家庭の収入はCさんの年金のみ。さらに、結婚して別居している次男も家のローン、車のローン、事業の借金で苦しんでおり、「不安しかない毎日」とのこと。

“楽しみ”も、電源が落ちたら終わり

そんな生活の中で、Cさんにとってささやかな楽しみとなっているのが、テレビとインターネット。しかし、それすらも不安定なものになりつつあります。

「テレビもパソコンも寿命が近く、新たに買えるお金がないので、故障したら楽しみは無くなる」

“生きるのに疑問を感じている”——Cさんの言葉は、深刻な生活と心の追い詰められた状況を物語っています。

誰にも届かない、叫びにも似た声

Cさんの言葉は、単なる一人のつぶやきではありません。物価高、社会保障の限界、家族の病気や失業——それぞれの事情が重なり合ったとき、老後の生活はあまりに脆く、不安定なものになってしまうのです。

年金制度の見直しや支援制度の強化だけではなく、こうした“声にならない声”に耳を傾け、支える仕組みが求められています。Cさんのような方が、明日を少しでも前向きに迎えられるような社会の実現に向けて、私たち一人ひとりができることを考えていく必要があるでしょう。


※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。

アンケート実施日:2025年6月4日
投稿方法:インターネットサービスによる任意回答(自由回答式)
投稿者:60代男性・年金生活者・東北地方在住