1. トップ
  2. 「月6万円、夫と2人で生活」年金だけで暮らす60代女性の“リアル”とは?「数千円の出費もハラハラ」「心を閉ざして生きている」

「月6万円、夫と2人で生活」年金だけで暮らす60代女性の“リアル”とは?「数千円の出費もハラハラ」「心を閉ざして生きている」

  • 2025.6.9
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

年金だけでは暮らしていけない——。そんな高齢者のリアルな声が、全国から寄せられています。今回は、東北地方で夫婦2人暮らしをする60代女性・Bさん(仮名)の声をご紹介。月約6万円の年金の中でやりくりしながら、心にも影を落とす生活の現実とは?!

60代女性、月約6万円の年金生活 「数千円の出費も不安」

現在無職のBさんは、夫と2人で生活しています。月々の年金収入は約6万6千円。そのうち3万円を生活費として出し、残りから自分の携帯代やささやかな趣味の費用を捻出しているといいます。

「夫と2人で生活しているから、月々まかなえている」

物価が上がるなかで、年金は据え置き。貯金は減る一方で、先の見通しは不安しかないといいます。

「貯金もどんどん減っていく」「最近は、数千円の出費もハラハラです」

“無” 心を閉ざし、希望を失っていく日々

Bさんには、生活の変化だけではなく、自身の内面の変化も起こっているよう。

「「無」心を閉ざして生きているような状態です。」

年金だけでは不安定な老後。生活のやりくりだけで精一杯な状況は、日々の暮らしの中から「楽しみ」や「心の余裕」を奪ってしまっています。

高齢者の多くが「老後の楽しみ」や「生きがい」を失っていく背景には、こうした慢性的な経済的プレッシャーが横たわっています。

“心の余裕”を奪う年金の現実

Bさんのような声は、決して珍しいものではありません。

年金制度の限界、地域格差、物価高騰といった複合的な課題に直面しながら、多くの高齢者が「生きるだけで精一杯」な生活を余儀なくされています。

今回の投稿を通して見えてきたのは、経済的困難が人の「気力」や「心の健康」にまで影響を与えているということ。年金制度の持続可能性や支援の仕組みを問い直すだけでなく、高齢者が心の安心を持って暮らせる社会の在り方を、私たちは真剣に考える必要があるのかもしれません。


※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。

アンケート実施日:2025年6月4日
投稿方法:インターネットサービスによる任意回答(自由回答式)
投稿者:60代女性・無職・東北地方在住