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「クズすぎてヤバい」「テレビぶん殴りたくなる」“あまりのクズ夫”に非難の声も…それでも「マジ隠れた名作」称賛の名ドラマ

  • 2025.6.23

名作と言われるドラマの中には、私たちにさまざまな問いを投げかける作品があります。今回は、そんな「考えさせられる名作」を5つセレクトしました。本記事では第5弾として、ドラマ『夫婦が壊れるとき』(日本テレビ)をご紹介します。夫の裏切りをきっかけに崩れた日常のなかで、妻がたどり着いた答えとは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

「信じたいのに」…募る不信感とともに壊れていく日常

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『夫婦が壊れるとき』(日本テレビ)
  • 放送期間:2023年4月8日 〜7月1日
  • 出演:稲森いずみ(真壁陽子 役)

医師として順調にキャリアを重ね、夫と子どもにも恵まれた陽子(稲森いずみ)は、何ひとつ不自由のない生活を送っていました。

しかしある朝、札幌出張から戻った夫(吉沢悠)のジャケットから、女性用のリップが転がり落ちます。さらに、マフラーに絡みついた長い茶髪を見つけ、陽子の心に疑念が芽生えました。夫への不信感は日ごとに深まるばかり…。やがて不倫を確信した陽子は、信頼していた同僚や隣人にも裏切られていたことを知ります。

そして明らかになる、夫が隠していた重大な秘密。不倫相手の妊娠という現実が、陽子の平穏な生活を大きく揺さぶることになります――。

「浮気そのものではなく、重ねられた嘘」-  妻が直面した“崩壊の瞬間”

『夫婦が壊れるとき』は、イギリスBBCの人気ドラマ『女医フォスター』を原作に、リメイク版として韓国で大ヒットした『夫婦の世界』を経て制作された日本版です。いずれの作品にも共通するのは、医師である主人公が、夫の不倫と周囲の裏切りに直面し、自分の人生を取り戻そうとする姿です。

日本版でも、マフラーに付着した髪の毛や車に隠された携帯電話など、疑念が確信に変わっていく過程が丁寧に描かれています。DV被害を受けた女性との関わりを通じて不倫相手へ接近する展開や、家族や隣人を巻き込む崩壊の構図も、原作や韓国版をもとに再構成。

そんな中、日本版の軸となるのは、主人公・陽子の価値観です。彼女にとって最大の裏切りは浮気そのものではなく、それを取り繕うために重ねられた“嘘”。その嘘への怒りが、陽子を復讐へと駆り立てます。

文化や社会が異なっても、これらの作品に共通しているのは「“信じていた日常”が崩れたとき、どうその問題に向き合うのか」という普遍的な問いかけです。

そんな同作にSNSでは「マジ隠れた名作」「夫婦が壊れるときっていうドラマ最高すぎる」と絶賛する声が多く見受けられました。

「自業自得よ」――“突き放す女”と“崩れる男”

本作のラストでは、稲森さんと吉沢さんの迫真の演技が大きな話題を呼びました。

陽子と凪は昂太に、「もう終わり。(息子の)凪には会えない……」「もうパパじゃない」と告げます。さらに陽子が「自業自得よ。あなたはもう終わり。全部自分のせい」と突き放すと、昂太は逆上し、陽子を突き飛ばすのです。

この展開を受け、SNSでは「テレビぶん殴りたくなるくらい腹立つ」「俳優さんの演技に本気で腹立つドラマ」「クズ夫ホントクズすぎてヤバいわ」と、吉沢さんのあまりの熱演に昂太への非難の声が相次ぎました。

一方、主人公を演じきった稲森さんにも、「稲森いずみさんの演技がすごかったです……めちゃくちゃ引き込まれました」「今クールで1番面白かったドラマ。陽子の復讐は気持ち良かった」といった感想が寄せられています。怒りや悲しみを抱えながらも前を向く陽子の姿は、多くの視聴者を魅了しました。

“共感”と“考察”が交錯する復讐ドラマ

本作には、今なお多くのコメントが寄せられています。「個人的には別に不倫しても良いけど家のお金に手出すのと子供を幻滅させたらもう終わり」という声に象徴されるように、このドラマが描くのは単なる浮気ではなく“信頼が壊れる瞬間”です。

視聴者一人ひとりに問いを投げかける点こそ、本作が“考えさせられる名作”と呼ばれる理由なのでしょう。


※記事は執筆時点の情報です