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「二度見した」「あり得ない」“度肝を抜く結末”に絶句…だけど「日本映画の最高傑作」大絶賛の秀作映画

  • 2025.6.22

日本の肝っ玉母ちゃんの象徴のような母親。子供のためならいざという時、想像もつかない力を発揮します。母親の愛情深さを感じずにはいられません。今回は、“涙が止まらない邦画”5選をセレクトし、本記事では第4弾として2016年10月29日に公開された映画『湯を沸かすほどの熱い愛』をご紹介!きっと観た後、お母さんに会いたくなりますよ。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

山よりも高く、海よりも深い母の愛に感動!生きる力がほとばしる家族の愛の物語

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(C)SANKEI

作品名:映画『湯を沸かすほどの熱い愛』
公開日:2016年10月29日

あらすじ

銭湯を営んでいた家族、ある日父親の一浩(オダギリジョー)が失踪したことで休業を余儀なくされました。残されたのは母親の双葉(宮沢りえ)娘の安澄(杉咲花)。パートをしながら二人で奮闘して生きていたある日、双葉は余命宣告を受けます。最初は落ち込むものの、持ち前の強さで死ぬ前に絶対やることを決め、一つひとつ実行していきます。

夫を連れ戻して銭湯の再開娘の独り立ちなど、残された家族にとって大切になることを、丁寧かつ大胆にやっていきました。最初は、夫も娘もなんとなく流されている様子でしたが、次第に母の本気を感じ、家族の絆が強固なものになっていきます。そして最終的に、自分たちにしかできない究極の愛をこめて、双葉を看送る決意を固めます。

愛のループが大きな感動を巻き起こす

余命を告げられた母が決めた“絶対やるべきこと”は、自分のことではなく、残される家族のこと。日本の古き良き肝っ玉かあちゃんを描いたようなお母さん像に、逞しさを感じます。何としてでもやり遂げようとする意地が、家族の心を動かし、絆を深く強いものにしました。鬼気迫るほどの迫力で実行していく姿に、母の器の大きさに胸を打たれ、涙した人も多かったようです。

「母親の愛は深い」「いざという時の母親は本当に強い」など、宮沢りえさん演じる双葉に大絶賛の声が溢れていました。また「自分も愛を与えられる人間になりたい」「前向きになれた」「何でもできそうな気がしてきた」と、多くの視聴者に勇気や元気も与えることになったようです。

双葉の行動に、夫の一浩も最初は戸惑っていたものの、覚悟があるその姿と言葉にだんだんと心に変化が訪れます。双葉の生き方を見習おうと決意し、双葉亡き後、銭湯の経営を引き継ぎました。また、母に頼りっきりの引っ込み思案な娘・安澄は自分から行動を起こす、強くて優しい人へと成長していきます。

「やはり母には誰も敵わない」「強さと切なさを感じる」「母親だからわかるこの気持ち」というように、世の母親の共感をさらっていました。

感動の物語の中に戸惑いを感じる場面も?「今の時代にこれはちょっと…」

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は、感動したという声が圧倒的多数。しかし、少数ではありますが「残念」だという思いを抱いている視聴者もいたようです。

残念といわれているシーンは、制服を盗まれるいじめを受けた娘の安澄が学校に行きたくないというシーン。双葉は安澄に対して「逃げるな、今逃げたらこの先学校に行けなくなるよ!」といいました。確かに一理ある正論であり、昭和時代などは親にそういわれたきた人もいるでしょう。

しかし現代、その教育はいかがなものかと疑問を呈している視聴者が多数いました。「逃げることを否定したから救えなかった命がある」「逃げることは時に正しい選択」「学校が行かなければならない場所前提の言葉であることに違和感」などの意見が集まっています。

結局、学校へ行った安澄は極度の緊張状態に陥り嘔吐、保健室に連れていかれました。しかし、保健室の前に安澄の制服が置かれており、帰宅した安澄は「お母ちゃんの強い遺伝子がちょっとだけあった」と誇らしげに双葉に報告、そんな娘を母は抱きしめました。

最終的に、映画上ではうまくいったものの、現実に照らし合わせると、リスクがあるという思いを抱いた視聴者が一定数いたようです。「これを愛ある教育と捉えたら危険」「母親の価値観を押し付けすぎ」などの意見が見られました。

衝撃走るラストシーン「二度見した」

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で大きな話題となったのが、衝撃のラストシーンです。話題となったラストシーンは、双葉のお葬式が終わり、家族が銭湯に入っているところ。煙突からは赤い煙が上がっています。

このシーンは、直接的な描写はないものの、経営している銭湯で双葉を火葬、その風呂に入っているという想像をした人が多いようです。それゆえに、煙も双葉が好きな赤色の煙だったということ。多くの人がこのような想像をしただけに、戸惑う視聴者もいたようです。しかし、その答えは明確には出てきません。

あまりにも現実離れ、ブラックユーモアに寄りすぎていると引いてしまった視聴者が多かったようです。「二度見した」「ずっと泣いてみてきたのに…」「ラストで大ドン引き あり得ない」「ホラーすぎる展開に今までの物語が吹っ飛んだ」などの声が。今までの話を忘れてしまうほどの衝撃のラストに、思考停止してしまった人も。

一方で「ラスト含め最高の映画だった」「ラストびっくりしちゃったけどめちゃくちゃ泣いた…」「タイトルどおりの良い表現」といった声も多くあり、最後の演出も含めて心を打たれた方も多数見受けられました。

確かに誰しもが想像できない奇抜な演出でしたよね。涙無しでは観られない物語かつ、衝撃的なラスト、ぜひ家族でご覧になってください。


※記事は執筆時点の情報です