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「最後の1分で鳥肌」「どういう意味なの」“ラストシーン”に物議を醸す… 「全て神がかっている」“世界を震撼”させた衝撃映画

  • 2025.6.22

名作と呼ばれる映画の中には、気づけば涙がこぼれているような物語があります。今回は、そんな“思わず涙してしまう名作”を5本セレクトしました。本記事ではその第1弾として、映画『永遠の0』をご紹介します。“生”に執着していた天才パイロットは、なぜ自ら特攻を選んだのか――。その真実に迫ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

「臆病者」「卑怯者」と呼ばれた天才パイロットの真実

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(C)SANKEI
  • 作品名:映画『永遠の0』
  • 公開日:2013年12月21日
  • 出演:岡田准一(宮部久蔵 役)

司法試験に落ち、進路に迷っていた佐伯健太郎(三浦春馬)は、ある日、実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)が、太平洋戦争末期に特攻で命を落としたことを知ります。

当時の宮部は健太郎と同じ26歳。祖父の人生をたどりはじめた健太郎でしたが、当時の戦友たちは、彼を「臆病者」「卑怯者」と非難するのでした。卓越した操縦技術を持ちながら、生還にこだわった宮部は、最後になぜ自ら特攻を選んだのか――。

現代を生きる孫の視点から、祖父・宮部久蔵の知られざる真実に迫る感動の物語です。

「海外の観客も涙した」 - 原作累計546万部超の話題作

本作の原作は、百田尚樹さんによる同名小説です。この小説は累計546万部を超える大ヒットとなり、日本の出版史にその名を刻みました。

そんな話題作の映画化を手がけたのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで知られる山崎貴監督。2014年の公開後、興行収入は87億円を記録し、邦画の実写作品としては当時、国内歴代6位という快挙を達成しました。

作品は国内外で高い評価を受け、第38回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、監督賞、主演男優賞を含む8部門を受賞。
さらに、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭では、グランプリのゴールデン・マルベリー賞に輝いています。日本映画としては『おくりびと』以来、5年ぶりの快挙でした。

「たとえ死んでも、必ず帰る」――ラストシーン“特攻直前の微笑”に秘めた想い

感動的な場面が多い本作のなかでも、ラストシーンの宮部が敵空母に突入する直前に見せた笑みは、観客の心に残る名場面です。SNSでは「どういう意味なの…?」「最後の1分で鳥肌」という声が。その表情に込められた想いについては、これまで多くの考察が語られてきました。

ひとつは、パイロットとしての“達成感”。激しい砲火をくぐり抜け、自らの技術の集大成といえる飛行を成し遂げた誇りや満足感だという解釈です。

もうひとつは、ようやく約束を果たせるという“安堵感”。妻・松乃と交わした「たとえ死んでも、必ず帰る」という約束を、魂となってようやく果たせるという気持ちの表れだという意見です。

一方で、あれは笑みではなく、死を受け入れた“覚悟”の表れだという見方もあります。さらには、教官として多くの若者を戦地に送り出した苦しみからの“解放”だったと捉える声も。

宮部が最後の瞬間に何を思い、どのような気持ちで命を閉じたのか――。
その受け取り方が観る人によって異なるところに、本作の奥深さと魅力があります。

「心が震えた」主演俳優に称賛の声続出

主人公・宮部に命を吹き込んだのは、岡田さんの迫真の演技でした。岡田さんは本作への出演理由について、次のように語っています。

戦争を経験した方々が少なくなっていく時代にこういう作品が作られることは大事だと思いました
出典先:『永遠の0』岡田准一、背負うものが重く「眠れない日々が続いた」というその本音とは?(MOVIE WALKER PRESS) 2013年12月21日配信

しかし、宮部を演じる中で強いプレッシャーを感じ、眠れない日々が続いたといいます。

仲間たちが真珠湾攻撃の勝利に沸くなか、「怖いんです。私は死にたくありません…」と語る宮部は死を恐れる沈痛な表情を浮かべていました。 家族の写真を見つめるまなざしや、娘を抱き上げたときの笑顔、「必ず、帰ってきます」と妻に言い残して戦地へ向かう姿には、深い愛情と毅然とした覚悟が――。

そんな岡田さんの迫真の演技には、「岡田くんの演技は全て神がかっている」「心が震えた」といった声が、今も多く寄せられています。

極限の状況下でも「生きたい」と願い続けた宮部の姿は、観る者の胸を強く打ちます。命の尊さ、そして家族への深い想いが沁みわたる物語だからこそ、“思わず涙してしまう名作”として、今も語り継がれているのでしょう。


※記事は執筆時点の情報です