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『ONE PIECE』涙が止まらない…胸に残り続ける“三兄弟の絆”

  • 2025.7.27
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Google Geminiにて作成(イメージ)

『ONE PIECE』の中でも、とりわけ読者の心を打つ存在――それが、ルフィ・エース・サボ“三兄弟”です。

血縁こそないものの、幼少期を共に過ごし、兄弟として絆を育んだ3人。夢を語り合い、助け合いながら成長していく彼らの姿は、数々の名シーンを生み出してきました。

今回は、そんな三兄弟の絆や共通点、そして避けられなかった別れの記憶を振り返ります。

※この記事は『ONE PIECE』第111巻までのネタバレを含みます。

三兄弟に共通する“武器”と“癖”

実は、ルフィ・エース・サボの3人には、それぞれ武器を使っていた時期がありました。

  • ルフィ:木の棒
  • エース:鉄パイプ
  • サボ:鉄棒

これらの武器は、厳格な祖父・ガープの訓練の影響とも考えられています。現在もサボは鉄パイプを武器として使い続けており、少年時代の面影が垣間見えます。

また、3人には“食事中に寝てしまう”という共通の癖もあり、そんな無防備で自然体な姿からは、まさに“兄弟らしさ”がにじみ出ています。

ルフィとエースの別れ、そしてサボの想い

頂上戦争でエースの死を目の当たりにしたルフィは、その後あまりのショックに食事中にも関わらずスプーンを手から落としてしまいます。食べることが大好きなルフィが“口にできなくなる”という描写は、極めて珍しく、それだけ衝撃が大きかったことがうかがえます。

一方その頃、記憶を失っていたサボは、生存していながらも兄弟の死闘を知らず、別の人生を歩んでいました。

後に記憶を取り戻したサボにとっても、エースとの別れやルフィの苦しみは、決して癒えることのない心の傷となったはずです。

ダダン、ガープ、そしてドラゴンの想い

ルフィとエースの育ての親である山賊・ダダンは、新聞を読み漁っては2人の活躍を切り抜き、密かに成長を見守ってきました。

また、祖父ガープはエースの死後、ダダンに殴られても一切反論せず、深い後悔と苦しみに沈みます。

さらに、サボの現在の保護者であり、革命軍の総司令官であるドラゴンも、息子ルフィの話を“腹がいっぱいになるほど”聞かされていると描写されています。

一見無表情に見えるドラゴンもまた、父として息子たちの成長をしっかりと受け止めているのです。

三人の夢、そして“もしも”の未来

ルフィとエースが覇王色の覇気を持っていたことから、サボにもその資質が備わっている可能性は高いと考えられます。3人とも“王の器”を持つ、選ばれし運命の子たちだったのでしょう。

記憶を取り戻したサボは、夢の中で再びルフィ・エースと再会します。しかし現実では、3人がそろって笑い合う日はもう訪れません。

それでも、ルフィは海賊王を目指し、サボは革命の炎を広げ、エースの意志は彼らの中に生き続けています。

おわりに

別々の場所で、それぞれ異なる使命を背負い、異なる道を歩む三兄弟。それでも彼らを結ぶ絆は、今なお途切れることなく、物語の根幹を支え続けています。

笑い合った日々も、流した涙も、すべてが『ONE PIECE』という壮大な冒険の中で輝いています。

たとえ再会が現実にならないとしても──。私たちはいつか、その未来が描かれることを信じて、待ち続けているのです。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
動画:大号涙エース・サボ・ルフィの三兄弟に関する面白い雑学