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『ONE PIECE』伏線なの?敵か味方か…“キャラビジュアル”に込められた意図とは

  • 2025.7.3
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Google Geminiにて作成(イメージ)

『ONE PIECE』に登場する天竜人は、しばしば“最悪の支配者”として描かれます。中でもチャルロス聖はその象徴的な存在で、読者の怒りを一身に背負うキャラクターとして知られています。

しかし近年、そんな天竜人たちの描写にわずかながら変化が見え始めています。特に“顔が整った天竜人たち”の登場は、その変化を象徴する出来事といえるでしょう。

今回は、天竜人の“顔”に着目しながら、物語の新たな側面を読み解いていきます。

※この記事は『ONE PIECE』第111巻までのネタバレを含みます。

醜悪さを象徴するチャルロス聖

チャルロス聖といえば、天竜人の中でも特に横暴かつ傲慢な人物です。人間を奴隷として扱い、欲望のままに振る舞うその姿は、まさに“悪の化身”といっても過言ではありません。

魚人島の人魚姫・しらほしを見て「5億ベリーで買うえ〜!」と叫んだ場面は、ファンの間でも強烈な印象を残しました。

また、彼の異様な容姿について、作者・尾田栄一郎先生は単行本80巻のSBSでこう語っています。

「優しさのかけらもないような奴らはねー、変な顔にしてやるんすよォ!!!」

この発言からも、チャルロス聖の“醜さ”は内面の腐敗をそのまま表現したものだと読み取れます。

美しい顔を持つ“異質な”天竜人たち

一方で、そんな“おぞましい天竜人像”に反する存在も登場しています。たとえば、シャムロック聖ナス寿郎聖ピーター聖、そしてガーリング聖といった面々です。

彼らはいずれも容姿端麗で、初登場時から強烈な印象を与えました。天竜人でありながらも、どこか“異質”な雰囲気をまとっているのが特徴です。

中でも注目すべきは、ガーリング聖。ゴッドバレー事件で“人間狩り”に関与していたとされる人物ですが、その振る舞いや立ち居振る舞いには高潔さすら漂っています。単なる悪役とは一線を画した存在として描かれているのです。

“優しさ”と顔に込められた意味

尾田先生の「優しくないキャラは変な顔にする」という発言を文字通りに捉えると、整った顔立ちの天竜人たちは“優しさ”を持っているとも解釈できます。

ただし、この“優しさ”は読者視点の絶対的な善ではなく、“家族や仲間に対する思いやり”や“信念に基づく行動”といった相対的な意味かもしれません。

つまり、天竜人でありながらも誰かを大切にする心や、自らの正義を貫く信念が、その外見に反映されている可能性があるのです。

美形の天竜人が、今後ルフィの味方になる可能性

もし“顔=内面の写し”という構図が意図的に描かれているのであれば、シャムロック聖やピーター聖といった“整った顔”の天竜人が、ルフィたちの味方となる展開も考えられます。尾田先生の発言は果たして伏線となるのか?

あるいは、単なる善悪の構図を超えて、それぞれの正義や思想がぶつかり合うドラマが描かれる可能性もあるでしょう。

おわりに

『ONE PIECE』に登場するキャラクターたちは、その顔や表情までもが物語のテーマやメッセージと深く結びついています。

天竜人という“絶対悪”の象徴の中で、容姿端麗な彼らの存在は、物語に新たな風を吹き込む予感をはらんでいます。今後の展開に、ぜひ注目したいところです。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
動画:驚愕!! 顔が整っている天竜人の正体が判明!くまもボニーにも絶望を与えたヤバイ新事実