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『仕事ができない人』ほど無意識にやりがち…評価を下げる“NGスケジュール”とは?【プロが解説】

  • 2025.6.13
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

現代のビジネスマンにとって、スケジュール管理は日々の業務を円滑にするための重要なスキルです。しかし、なぜか仕事がうまくいかない…そんな悩みを抱える人も少なくありません。実は、その原因はあなたのスケジュールの組み方にあるのかもしれません。では、仕事ができないと言われがちなビジネスマンたちに共通するスケジュールの組み方とは何なのでしょうか?

1. 優先順位のないスケジュール

多くの人が陥りがちなミスの一つに「優先順位を付けないこと」があります。

毎日、やることリストを満たすことだけに集中するあまり、重要さよりも「量」を重視してしまうことがあります。そうなれば、成果が上がらないのも無理のない話です。ビジネスの世界では、成果を生むためにはタスクに優先順位を付け、重要なものから処理することが求められます。

例えば、「緊急だけど重要ではない」タスクに時間をかけてしまうパターンも典型例です。

数多くのビジネスマンが、メールの山や小さな依頼に追われ、時間を浪費していることが調査でも示されています。これでは、本来の仕事や重要なプロジェクトに時間を使うことができず、自己の評価を下げてしまう結果になりかねません。

2. 過密スケジュールで自滅する

次に多い失敗が、スケジュールを詰め込みすぎてしまうことです。

忙しさ=仕事の成果」と錯覚しがちな人もいますが、過密スケジュールはしばしば逆効果を招きます。

精神的な余裕がなくなり、全体的なパフォーマンスが低下すると共に、ストレスや疲労によって健康を損ねることも少なくありません。

さらに、過密スケジュールの弊害は、予期せぬタスクやトラブルが発生した時にも及びます。その結果、後の予定が次々とずれ込み、結局全てが中途半端に終わる悪循環に陥ることがあるのです。

効果的なスケジュール管理法として、アウェアネスと柔軟性を持つことが必要です。計画は手段に過ぎず、必要に応じて変更することも業務の一部と考えるべきです。

スケジュールで勝敗が決まる

スケジュールの組み方で仕事の成果は大きく変わります。

優先順位を明確にし、過密なスケジュールを避けることが重要です。また、柔軟に対応できる心の余裕を持つことも成功につながります。これらを意識し実行することで、仕事がよりスムーズになり、ビジネスライフをより充実させることができるでしょう。

効率的なスケジュール管理は、できるビジネスマンになるための第一歩です。


監修者:川谷潤太(かわたに じゅんた)(株式会社脳レボ 代表)

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校⻑に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設1年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社 脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども‧保護者‧教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。