1. トップ
  2. 『なぜか仕事ができない人』は無意識にやっている…上司や同僚を困らせる“残念な質問”とは?【プロが解説】

『なぜか仕事ができない人』は無意識にやっている…上司や同僚を困らせる“残念な質問”とは?【プロが解説】

  • 2025.6.12
undefined
出典元:TRILL

ビジネスの現場で「なぜこの人はうまくいかないのか?」と感じることはありませんか。実は、仕事ができないと言われるビジネスマンには、共通する“質問の仕方”があるのです。これを知ることが、あなたのスキルをグッと引き上げるかもしれません。さあ、今すぐこの“NG質問”をチェックしてみましょう!

なぜその質問をするのか?

仕事ができないと評される人たちには、ある共通の質問スタイルがあります。

それは、物事の背景や目的を考慮せずに質問を投げかけてしまうことです。なぜこれが問題なのでしょうか?その理由はシンプルです。基本的な情報を抑えずに質問してしまうと、自分だけでなく、周りの人たちの時間も浪費してしまうからです。

たとえば、「この資料はどう使いますか?」といった漠然とした質問をしているだけでは、相手に具体的なイメージを持たせることができません。

従って、上司や同僚はさらに詳しく説明する必要があり、全体の生産性が低下します。必要な情報を事前に理解し、具体的な疑問を持っていれば、より効率的で建設的なコミュニケーションが生まれるはずです。

「してはいけない質問」が発生するのはどのようなシーン?

では、具体的にどんなシーンで「してはいけない質問」が発生するのでしょうか?

一つの例として、プロジェクト会議での場面を考えてみましょう。会議では、各自が事前に配布された資料を理解していることが前提です。しかし、資料を読み込む時間を割かずに参加し、「このデータの意味は?」と聞いてしまうことほど非効率なことはありません。

また、過度の謙虚さから「こんなこと聞いていいのか……?」という遠慮がちの質問も、実は逆効果です。

具体性に欠ける質問は、結局のところ相手の意図を探ることができず、無意味な時間を過ごすことになります。こういった状況を避けるには、自分で調べてからどうしてもわからないところを聞くよう、心掛けることが肝心です。

また、専門家に接する場合であっても、最低限の基礎知識を持って質問することで、相手から明確で実りある回答を得られるでしょう。

繰り返すミスを防ぐための新たなる一歩を

では、どうすれば“質問上手”になれるのでしょうか。まず第1に重要なのは、「情報を集めるスキル」を磨くことです。これは、自分で材料を集め、それについて考え、そして初めて質問を投げかけるというプロセスを意味します。実際にビジネスの現場では、事前リサーチを徹底しているかどうかが評価に影響することは少なくありません。

もう一つのポイントは、「目的を明確にした質問」を心掛けることです。「何を得たいのか」「どのように役立てるつもりか」を考えてから質問をすることで、相手もより具体的かつ適切な回答を返せるようになります。これによって、結果的にコミュニケーションがスムーズになり、円滑な業務進行につながります。

賢い質問で仕事力をアップデート!

いかがでしたか?仕事ができないビジネスマンに共通する“NG質問”には、思わぬ落とし穴が存在しています。逆に、それを改善したスキルアップによって、大きな成果を得ることも可能です。しっかりリサーチを行い、目的を持った質問をすることで、職場での評価もグンと上がるはずです。

今日からあなたも、「段取り上手で気が利くビジネスマン」として、職場での存在感を一層高めてみてください。それでは、素晴らしい仕事ライフを!


監修者:川谷潤太(かわたに じゅんた)(株式会社脳レボ 代表)

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校⻑に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設1年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社 脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども‧保護者‧教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。