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朝食は『パン』だけ→やっぱり栄養不足?! 管理栄養士が教える、加えるべき“プラス1品”とは?

  • 2025.6.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

朝の忙しい時間帯、手軽に食べられるパンは多くの家庭で朝食の定番でしょう。しかし『パンだけ』の習慣、実は栄養不足を招いているかもしれません。パンは美味しくて手軽ですが、他の栄養素をしっかりと補う必要があります。

今日は、管理栄養士の監修のもとパンプラスするだけで栄養バランスがアップする食材をご紹介します。

パンに足りない栄養素プラスしよう

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

パンは炭水化物が豊富ですが、これだけでは体が必要とする栄養素のすべては補えません。特に、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足しがちです。これが続くと、体調不良や集中力の低下を招くことも。そこで、これら栄養を手軽に補える食材を朝食に加えてみましょう。

パンに合う食材としておすすめなのが、卵やチーズ、そして新鮮な野菜や果物。卵やチーズはタンパク質を補うのにピッタリで、パンとの相性もバッチリです。野菜はビタミンやミネラルを供給し、特に彩りが豊かになることで食欲もアップします。また、フルーツはビタミンCが豊富で、朝の体を活性化させてくれる働きがあります。

また、ヨーグルトも手軽に取り入れられる1品です。ヨーグルトには善玉菌の一種である乳酸菌やビフィズス菌が豊富に含まれています。乳酸菌には悪玉菌の増加を抑制し、腸内環境を改善する働きがあります。ビフィズス菌も同様に腸内環境を改善する働きがあるため最適と言えるでしょう。

他にも相性のよい食材は…

具体的な例を挙げると、トーストにアボカドをのせて、ポーチドエッグをトッピングするのは簡単でおしゃれな朝食ですね。アボカドはビタミンEや良質な脂肪を含み、ポーチドエッグのタンパク質と一緒に摂取すれば、満足感のある一皿に。そこに少しのレモン汁を絞れば、ビタミンCもプラス。

もしくは、パンにクリームチーズを塗り、スライスしたきゅうりやトマトをのせることで、美味しさと栄養値がアップします。

朝食をもっと健康に

パンだけの朝食でも工夫次第で栄養バランスを整えることができます。大切なのは、手軽に実践できる方法を見つけること。卵や乳製品、フルーツを組み合わせることで、満足感はそのままに、体に必要な栄養をしっかりと摂取することができます。

何品も用意する必要はなく、まずは自分ができるところからはじめてみましょう!


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。