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"安定志向"の親に猛反対された【怪しいベンチャー企業】に就職 → 数年後『予想外の展開』に!

  • 2025.5.31

「正しい選択」って、誰が決めるのでしょうか? 大人になると、何が正しいのか、だんだん分からなくなる気がします。でも、どんな選択にもその人だけの物語があります。今回は“自分で選んだ道”を歩む友人の体験談をご紹介します。

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親の反対を押し切って選んだ道

「安定した企業に就職しなさい」
就職活動中、両親から何度も言われた言葉です。

たしかに、大手企業は福利厚生も整っていて、将来も安心できそうですよね。
でも、就活を進めるうちに私は、創業3年目・社員10名ほどの小さなベンチャー企業に心惹かれていきました。

面接で感じた社員の熱意や、会社全体が同じ夢に向かって走っているような雰囲気。
その空気に触れたとき、「ここで働きたい」と強く思ったのです。

「ボーナスも退職金もないような会社に行ってどうするの?」
大手企業こそが“正解”だと信じていた両親は、当然ながら猛反対!

それでも私は自分の直感を信じて、その会社に就職することを決めました。

心が折れかけた日々

入社後の毎日は、想像以上にハードでした。
業務に悪戦苦闘し、どれだけ頑張っても成果が出ず、自信を失いかける日々。

寝る間も惜しんで働いてもなかなか報われず、「やっぱり両親の言う通りだったのかな」と思ったことも、正直、何度もあります。

それでも、同じ夢を追いかける仲間たちや、会社の未来を信じて、歯を食いしばって踏ん張り続けました。

努力が報われた瞬間

転機が訪れたのは、入社から数年が経った頃。
私たちのチームが開発した新製品が大ヒットし、会社の知名度が一気に上がったのです!

やがて上場も決まり、新聞に社名が載ったり、社長がメディアに取材されたりするようになりました。

ある日、テレビで放送された社長のインタビュー映像に、偶然私の姿が映っていました。それを見た父は、その場面を印刷して額に入れ、飾ってくれました。

「すごいな。頑張ったな」

ぽつりとこぼした父の一言を、私は一生忘れないでしょう。
あのときの反対も、すべて私を思ってのことだったのだと、ようやく素直に受け取ることができました。

自分で築く「安定」

「安定した道」というのは、誰かに用意してもらうものではなく、自分の手で築いていくものなのではないでしょうか?

自分の選んだ道を信じて、努力し続けること──それこそが、本当の意味での「安定」なのだと、今では心からそう思っています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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