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「恩を忘れたのか?」義両親の借金への援助で、子どもの習い事も断念 → 家庭崩壊寸前!その時、妻は

  • 2025.5.31

家族というのは、人生のなかでもっとも身近で、もっとも難しい関係かもしれません。喜びも、苦しみも、時に複雑な感情も──すべてが交錯するからこそ、一筋縄ではいかないものです。今回は友人の体験談をお届けします。

画像: 「恩を忘れたのか?」義両親の借金への援助で、子どもの習い事も断念 → 家庭崩壊寸前!その時、妻は?

ささやかな日常

夫と小学生の息子2人との暮らしは、私にとってはささやかでも幸せな毎日でした。
週末は家族で公園に出かけ、夜は笑い合いながら食卓を囲む。そんな穏やかな時間が、ずっと続くものだと思っていました。

ある日、義父が株式投資で失敗し、多額の借金を抱えたと夫から聞かされた時も、最初はどこか他人事のように感じていたのです。
まさか、そのことが私たちの生活をここまで変えてしまうなんて、思いもしませんでした。

援助という名の重荷

義両親は、自宅を売却しても返しきれない借金を背負ってしまったため、私たちに生活費の援助を求めてきました。

私が難色を示すと、「家族だろう」「恩を忘れたのか」と夫に詰め寄る義両親。その言葉に感情を揺さぶられた夫は、私に「お願いだから」と頭を下げてきました。

正直、納得はできませんでしたが、子どもたちの前で夫と争いたくもなかったので、私は渋々、その援助を受け入れる決断をしました。

家族の危機

しかし、義両親の要求はエスカレートするばかり。
援助金が生活費ではなく、ギャンブルや高級品に使われていることも分かり、私は愕然としました。

「こんなはずじゃなかった……」家計はどんどん厳しくなり、子どもたちの習い事や塾も泣く泣く辞めさせることに。

「これ以上は無理です!」と援助を断とうとした私に、義両親は「冷たい嫁だ」と罵声を浴びせてきました。
それでも夫は、何も言わずにうつむいたまま。

夫のその態度にも、私は深く失望しました。
そして、「このままでは本当に家族が壊れてしまう」と強く感じ、ついに決断を下したのです。

「私と子どもたちを選んでくれるなら戻る。でも、そうでないなら離婚する」と夫に伝え、子どもたちを連れて実家へ戻りました。

夫の決断と再出発

私の言葉に、夫はようやく目を覚ましたようでした。
「もう親とは縁を切る。これからは、今の自分の家族を守っていきたい」と義両親に援助の打ち切りを宣言し、私たちに心から謝ってくれたのです。

私たちは自宅に戻り、義両親とは完全に距離を置くことに。
まだ不安はありますが、今ではまた、笑顔のあふれる日常が戻ってきました。

あの嵐のような日々があったからこそ、今の穏やかさがどれほど尊いものかを、心から感じています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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