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人気アニメの“大胆すぎる演出”に視聴者騒然「芸が細かい」「凝りすぎ」クレジットまで見逃せない“本気の仕掛け“

  • 2025.7.20
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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

篠原健太による漫画を原作としたTVアニメ『ウィッチウォッチ』。第14話は、作中漫画である『うろんミラージュ』を長尺で描き、視聴者の度肝を抜いた。『うろミラ』のアニメ化は、細かい“こだわり”がちりばめられているうえに、このためだけに用意された特殊エンディングテーマをALIが担当。ただのおふざけとは言わせない、気合の入った“うろミラ回”となった。

チャンネル間違えた?別アニメのような“うろミラ回”のこだわり

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

第14話の冒頭から、『ウィッチウォッチ』のキャラクターが1人も現れず、初めて見る新キャラクターが続々と登場。突然進行する私たちの知らないストーリーに、チャンネルを間違えたかと錯覚してしまうが、実は作中漫画である『うろミラ』をアニメ化した“演出”だった。

『うろミラ』とは、累計発行部数4500万部を突破しているという設定の、アバウトな設定や曖昧なセリフが特徴的な架空の漫画。“ざっくりいこうぜ!”という合言葉が象徴するように、どうとでも取れる表現が多用されている。連載がスタートした当初は多くの離脱者を生んだが、考察好きの熱狂的な読者も現れ、アニメ化を経て爆発的な盛り上がりを見せている……という設定だ。

普段の『ウィッチウォッチ』とはうってかわり、オープニングはアクションシーンをまじえたクールな『うろミラ』仕様の映像に。加えて、Who-ya Extendedによるオープニングテーマ『Bitter end』が流れた。念のために言うと、Who-ya Extendedは『呪術廻戦』のオープニングテーマも務めた実在する人気ユニットだ。

クレジットには、『うろミラ』が連載されている架空の雑誌“週刊少年ジャガー”の文字が。“週刊少年ジャガー”は“集学談書店”から発行されており、“三大少年誌”と呼ばれる代表的な漫画雑誌の出版社である集英社、小学館、講談社を組み合わせ、もじった名前になっている。

『うろミラ』で見せた細かいこだわりについてSNSでは「ちゃんと週刊少年ジャガーになってるの芸が細かい」「スタッフクレジットまで細かいとこまで凝りすぎ」「劇中のキャスト表記を架空の声優さんにしている」との声があがった。

エンディングまで『うろミラ』仕様!ALI起用に驚きの声

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

第14話は、オープニングだけでなくエンディングも『うろミラ』仕様の特殊エンディングになっている。学校の制服を着た『うろミラ』のキャラクターたちが、ゲームセンターでクレーンゲームをしたり、帰り道に買い食いしたりする日常シーンが描かれているのだ。オープニングで激しいバトルを見せ、エンディングではキャラクターの日常風景を描くのは、アニメの定番。『うろミラ』のオープニングとエンディングは、アニメの“パロディ”だといえるだろう。

また、エンディングテーマ『FLASHBACK SYNDROME』を歌っているのは、ALIだ。過去にALIは『ゴールデンカムイ』のオープニングテーマや、『呪術廻戦』のエンディングテーマも担当している。エンディングテーマを務めたALIについてSNSでは「特殊EDにALIって金使い過ぎやろ」「もう凄いを通り越して怖いよ」「ALIで流石にウソだろってなった」との声が。

冒頭から全力で『うろミラ』が描かれた第14話。SNSでは「何気に豪華声優陣…怒られない?」「公式最高」「まってうそでしょ…嬉しすぎ」と喜びと驚きの声があがった。作中漫画にもかかわらず、声優やオープニング・エンディングに一切の妥協を見せない『ウィッチウォッチ』のアニメスタッフは、全力で面白いことをやってのけてくれる。


ウィッチウォッチ
ABEMAにて毎週日曜日夜9時より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/593-12
【(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari